摩耶山で森林浴！

今年もGWということで、家族と何処かへ行こうと急に話が決まり・・・
山男だった父とよく登った、思い出の多い摩耶山へ行くことになりました。
いえね、別に遠い所へ行かなくてもね、いいんですよね～
要は、家を離れて美味しい物を食べさせていただければ！

摩耶山は六甲山系の一つで、六甲山とは隣り合わせです。
行き方としては、我々のように車が一般的ですね。
でも、三宮からバスに乗り摩耶ケーブル下まで行き、
ケーブルとロープウェーを10分程乗り継いで標高700メートルの山頂、
星の駅に到着というのもオススメです。
でもねぇ、わたし達が子供の頃は車は勿論！
ケーブルにもロープウェーにも乗せてもらったことはなく・・・
ただただ、ひたすら歩くだけで・・・
あの時は本当に父が恨めしかったと子供達の思い出話に花が咲きました～

あっ、それでここ星の駅は、手を伸ばせば星が掬えるように見えたということから、
掬星台（きくせいだい）と名の付いた日本三大夜景のひとつでもあります。
ということで、いかがでしょう～～

そして向かった先は、オテル・ド・摩耶
ここは以前は摩耶ロッジという国民宿舎でした。
それが震災後建て直し、今は山上のオーベルジュとして人気があるのです。
昨年末にも「旅の香り」というＴＶ番組で取り上げられたほどで、
こちらのイタリアンは美味しいと定評があり、１度行かねばと話していたのです。
それで、家族５人で囲んだ食卓はワインもすすみ、お喋りに花が咲き・・・
あら～、ブログネタの写真を撮るのも忘れてしまい・・・
前菜のサーモンのサラダと海老とルッコラのパスタのみ！

その後にはメインの肉料理があり、
綺麗に盛り付けられたデザートもあったのですが・・・
まあ、とにかくワインも美味しかったし～！
やはり、オーベルジュとして人気があるだけのことはありました。
それに、国民宿舎には変わりはないので、宿泊費もお安めです。
ですから、小さいお子さん連れのファミリーも多く、
大阪ナンバーの車の多さに驚きました。

そして翌朝は小鳥のさえずりで目を覚ませ、朝食後に散歩に出掛けました。
今、山頂では山桜が終わり、ボタン桜が満開です。

そして、父の好きだった山つつじ（コバノミツバツツジ）が見頃です・・・
ウグイスや名もわからぬ鳥たちの鳴き声を聞きながら、
そんなつつじに彩られた小道を歩いていると、ふと父の背中を思い出しました。
子供の頃、毎日曜にはおにぎりやサンドイッチを持って、
否応なしに登山に連れて行かれたわたし達。
そして、登りの時はいつも父の前を歩いたのですが、下りの時は必ず後ろを歩いたのです。
というのも、下りで足早になると前を歩く父の背中に突っ込んで歩調を緩めるために・・・
そんな父の背中が急に懐かしく思い出されたのです・・・

と、少々、感傷にふけったあとは六甲山へと移動し、六甲高山植物園に向かいました。
こちらは海抜８６５ｍに位置し、北海道南部に相当する気候だそうです。
それでその気候を利用し、１９３３年に高山植物を中心に設立されました。
わたしなども小学校の遠足などでよく来たものです。
それで、この時期ならいろんな花が見られるだろうと訪れると・・・
先ず目に入ったのは、水芭蕉です。
ただ、尾瀬ヶ原の水芭蕉と違い、こちらは雪解けが早いので４月が見頃だそうです。
ですから、葉の方がもう大きくなってしまってて残念でした。
そして、花の軸の上が白く丸いユキモチソウに白い花を２輪だけつけるニリンソウ

赤くて豪華なヒマラヤに咲くシャクナゲ、ロードデンドロン・アルボレウム
よく知られる花弁が５枚のとは違い、こちらは４枚のヤマブキソウ
それに高山のお花畑でよく知られるミヤマキンバイとチングルマ
ブルーの小さな花が可愛いハルリンドウ

なんとなく、うつむき加減で神秘的な様相のクロユリ、
大雪山の草地などにカーペットのように群生するというエゾノツガザクラ

ヨーロッパの高地に咲く、花の後ろに綿毛のあるプルサティラ・ブルガリスと
濃いブルーが美しいゲンチアナ・アコーリス
それにオーストリアやスイスの国花でもある有名なエーデルワイス

まだまだイッパイ咲いていたのですが、これからが高山植物の本番です。
もうすぐ絶滅危惧種に指定されたクリンソウの約５，０００株の大群落も見れるでしょう。
それに６月になれば、幻の花といわれ宮尾登美子原作「天涯の花」にも登場する
キレンゲショウマも咲き出します。
こりゃまた来なきゃと思いつつ、お次はわたしのお気に入り、
ホール・オブ・ホールズ六甲へと車をバックさせました・・・

オルゴールミュージアムのホール・オブ・ホールズ六甲については、
こちらの記事をご覧いただく事にして・・・

今回は併設するシュトラウスカフェでケーキセットをいただきました。
前回の時には時間がなく、諦めたのですが今回はちゃんといただきました！

わたしはとてもあっさりとした洋梨のタルトにコーヒーです。
家族５人、それぞれに違うケーキを頼んだのですがみんな美味しい！とのことで、
外で奏でられるオルゴールの音色に耳を傾けながら、
とてものんびりした時間を過ごしました・・・

さて、これで今年のＧＷ、前期分は終了で、お次はどこへ？

オテル・ド・摩耶

オテル・ド・摩耶についてはこちらへ

まやケーブルとロープウェーについてはこちらへ

六甲高山植物園はこちら

タグ：摩耶山 オテル・ド・摩耶 六甲高山植物園 ホール・オブ・ホールズ六甲

コメント 18

やっぱり国民宿舎は侮れませんね（笑）
自然もいっぱいだし、ロケーションも良い♪
こういうスポットがたくさんあれば良いのに＾＾
神戸は土地に起伏があって変化を楽しめるから
大阪の人から見ると気が休まる場所なのかもしれませんね。
by maki (2008-05-02 21:34) 

こんにちは。
夜景がスゴイなー・・・いいところですねー。
by Yakoha (2008-05-02 22:36) 

★ｍａｋｉちゃんへ
あはは・・はい、侮れません～(~o~)
やはり、山と海に囲まれてるからロケーションはどこへ行ってもいいようですね。
でも、その分坂も多くなりますが・・・
大阪からはドライブがてらにちょうどいい距離だから、
これからのシーズンはますます増えるでしょう。
あっ、オートバイも・・・


★ Yakoha さんへ
この夜景を見たのはわたしもホント、久しぶりで！
いやぁ～、綺麗やわ～～と、感心しておりました。
こういう時に、神戸に住んでて良かったと思います～(~_~;)
by collet (2008-05-03 11:05) 

サーモンサラダが特に美味しそう♪
六甲というどうぢてもあの応援歌が。。。。。。。♪
調子良いみたいですね～

それに対して、我がホークスは。。。。。。。。。（泣）

by 婿ペンギン (2008-05-03 11:20) 

サーモンたくさん入ってて～美味しかったですよ！
それで“おろし”の方は調子いいみたいです～
でもわたしはシアトルの方が気になるのですが・・・＾＾；
ホークス、出だしは調子良かったのにね～
これからですよ！これから！！(^_-)-☆
by collet (2008-05-03 13:42) 

初めまして　　私も四季の花々が好きです。
良い所に御住まいですね。
それに、フォトも綺麗に撮れてます。
by りりー (2008-05-03 18:57) 

夜景がきれいですねぇ。
花の写真もきれいなので癒されます。
どこかに出かけたいところですが特に予定はありません（笑。
by takanobu (2008-05-04 05:06) 

お父さんと沢山思い出あって、いいですね。高山植物園へしばらく行ってませんが、今の時期はいいですね。
by たいちさん (2008-05-04 08:05) 

★りりーさんへ
はじめまして～お立ち寄りありがとうございます。
はい、こうやってブログなどをして、
今更ながらにいい所に住んでるな～と思います。
お花、もっと咲いてたのですがイマイチ綺麗に撮れなくて・・・(~_~;)
またどうぞ、お越しくださいね！


★ takanobu さんへ
takanobu さんのタイムを見てビックリ！
随分、早起きなんですね～っていうか、寝てないとか～(~o~)
夜景も花も綺麗でしたよ。
予定はなくても、今の時期は外が気持ちいいですから、
どこか近場の公園へでもお出掛けくださいな～(^^♪


★たいちさんへ
はい、植物園は今が最高ですね！

寂聴さんのお話にもあったそうですが、「忘れない事が最大の供養」
その意味では、良くも悪くも父との思い出がいっぱいあるのはいい事ですね。
家族が集まると必ず、話にでますから～(~_~;)
by collet (2008-05-04 12:55) 

はじめまして。

夜景がきれいですね♪
それと日傘の下の売り子さん。この風景はタイでよく見たのを思い出しました（笑）
by うまなり (2008-05-04 19:55) 

こんにちは＾＾
神戸には2回行ったことがありますが
摩耶山も植物園もホール・オブ・ホールズも行ったことがありません。
（ホール・オブ・ホールズって清里にもありますよね）
とても素敵なところばかりですね～！！
良いものを見せて頂きました＾＾

by 虹子 (2008-05-04 21:10) 

★うまなりさんへ
はじめまして～お立ち寄りありがとうございます！

夜景、褒めていただき、そのために三脚を持って行った甲斐があります～(*^^)v
それから、表記してなくてスミマセン！写真を大きくすると判るのですが・・・
日傘の下の女性は手回しのオルガンを奏でてらっしゃる学芸員の方なんです～(~_~;)
よかったら、また写真をポチッとしてくださいませ～！


★虹子さんへ
あら、２度もいらしたんですか～
まあ、それでは３度目にお越しの際には、穴場めぐりをなさってください！
わたしがお教えしますから！(^_-)-☆

それから、オルゴールミュージアムはあちこちにありますね。
清里のは行ったことがないのですが、この六甲のは規模の大きさが違うようです。
学芸員の方たちもちょっとした質問にでも丁寧に答えてくださり、
本当にオルゴールが好きなんだと感じます。
今回、初めての家族もまた来たいと言ってました～(^^♪
by collet (2008-05-05 11:04) 

きれいな花がいっぱいですね！
うちの近所にも、毎年ピンクの花を咲かせる木があるのですが、お写真をみて、きっとこのヤマツツジではないかと思いました。
by 降龍十八掌 (2008-05-10 10:08) 

ヤマツツジにもいろんなのがあり、
写真を大きくして見ていただけると分かるのですが、
これは３枚の花びらがくっついたようになってるんです。
それでこの名が付いたようです。
今はツツジの見頃ですから、
きっと、降龍十八掌さんのお近くの木も見事でしょうね＾＾；
by collet (2008-05-10 16:56) 

ああ、私にとって懐かしい場所が目白押しの記事です。
摩耶山、六甲山、いいですね。

by 雀翁 (2008-05-13 20:42) 

あっ、山好きの雀翁さんには懐かしい場所なんですね！
お休みにはこの辺りをよく歩かれたのでしょうか？
でも、コレくらいじゃ丘ですね・・・(~_~;)
by collet (2008-05-14 16:53) 

父親が山好きだったので、ちいさいころよく連れて行ってもらいました。布引の滝のちょっと上の川原で飯ごう炊飯をしたり。
山歩き（ハイキング）に興味を持ったのはここ3－4年スイスにいたころの話です。
六甲山や立派な山で、丘ではありません（別に主張しなくてもいいですね、失礼）。
by 雀翁 (2008-05-15 19:28) 

ああ、それでは雀翁さんとうちは似てますね～(*^^)v
我が家も飯ごう炊飯や宝来峡ではテントをはりキャンプなどをよくしましたよ。
それと、冬はスキーにも連れて行かれ、無理矢理スキーを担いで登らされました。
その父が晩年、スイスを訪れてモンブランを観光でき、いい思い出になったようです。
ところで、同じハイキングでもスイスと韓国じゃ、
余りにも景色が違いすぎのようですね・・・(~_~;)
by collet (2008-05-16 12:07)