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映画「路上のソリスト」 [洋画]

現在もロサンゼルス・タイムズの記者として活躍するスティーヴ・ロペス
彼が2005年4月17日から掲載した記事
「弦2本で世界を奏でるヴァイオリニスト」の映画化だそうです。

路上のソリスト
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この日本での公開にあわせて先日、ご本人も来日したようですが、
当初は結末がどうなるかも分からないからと、映画化に乗り気ではなかったようですね。
それが今回の製作者であるゲイリー・フォスターラス・クラスノフに言われた
1,500万人もの人が暮らす土地で、まったく違う2人が偶然会い、互いに影響を与え合う。
2人の道が交差し、2人にもそれぞれ物語がある。それで十分映画になる
が気に入って映画化を決めたそうです。
ただ、やはり1番気がかりだったのは当の本人である
路上のソリストナサニエル・エアーズ氏のことで、
彼をどんなふうに描くのか、また複雑な神経を持つ彼をちゃんと理解し、
それに敬意を示してくれるのか・・・そして、彼への影響だったそうです。

映画化にあたり、その注目に耐えられるかどうか、
また、そもそも彼にこんな経験をさせる権利など自分にあるのか?と、
夜も眠れないほど自問自答したそうです。
でも、エアーズ氏本人やその姉、それに精神保健センターのディレクターに相談し、
スキッド・ロー(ロスの路上生活者地区)の現実にスポットライトが当たり、
彼のような数千人の精神病患者が、
我々と同じ人間であるということを証明してくれるだろうと考えたそうです。
そして、この映画化の後もエアーズ氏の生活に悪影響を及ばさないかと注意しているそうですが、
幸いなことに、今のところは平穏な毎日だそうです。

物語は、仕事に追われ結婚生活にも破れ、自暴自棄な日々を送っていたスティーヴが、
ある日、沢山の車が行き交う路上で、澄んだヴァイオリンの音色を耳にした所から始まります。
いったい誰が奏でているのか不思議に思い、その音色がする方へ行きベートーベンの像の前で、
無心に2弦のヴァイオリンを弾くナサニエル・エアーズと出会うのです。
そして、こんな素晴らしい音楽を奏でる音楽家が、なぜ路上で暮らしているのかが気になり、
彼について記事を書こうと取材し、彼が名門ジュリアード音楽院の生徒だったと知るのでした。
スティーブはこうやって、ナサニエルの謎に包まれた過去を紐解きながら記事を書き、
それが大反響を呼び連載する事になり、そのための取材を続けるうち、
次第にナサニエルを救えないかと思い始めるのでした・・・

監督は「プライドと偏見」や「つぐない」のジョー・ライト
多くの話題作品がある監督ですが、残念ながらわたしは観ておらず、これが初めてでした。
そして主役のナサニエルには「Ray/レイ」でアカデミー賞を獲得したジェイミー・フォックス
彼自身もジュリアード音楽院の出身だそうで、ヴァイオリンは自身の演奏だそうです。
また、スティーヴには「アイアンマン」のロバート・ダウニー・Jr
最近は洋画を観る機会が少ないために、彼らの名前やタイトルは知っていても、
姿を見るのは初めてなわたし・・・もうちょっと洋画も観なきゃいけませんね~[ふらふら][あせあせ(飛び散る汗)]
と、このように贔屓俳優の出演だから観たのではなく、
わたしは実際のお話であるということに興味があり、観に出かけました。
そして、全編に流れるであろう音楽にも・・・[るんるん]

そんな当初の期待通り、ナサニエルとスティーブ2人の人間ドラマで、
さすがアカデミー俳優!ジェイミーの本物かと思うような熱演と、
ナサニエルと出会ったことで記者魂を取り戻すスティーブの心の移ろいなど
ロバートの俳優としての見所もイッパイの映画でした。
それと、ナサニエルがチェロ奏者ということで、沢山の弦楽協奏曲が聞けました。
詳しい曲名は分かりませんが、チェロの音色が何とも心地良く耳に残りました。
ただ、ちゃんと付いていってたつもりなのですが、セリフが少なかったからか?
少し分かり難いところがあり、それがチョッピリ残念でした・・・

それにしても、映画の中でも出てきましたが、
アメリカでは新聞を読む人が極端に減っているそうです。
それはアメリカだけに限らず、日本でもおなじでしょうが、
やはりインターネットの普及がそうさせたのでしょうね。
ただ、わたしなんかはやはり、毎朝読む新聞を楽しみに、
そして頼りにしているのですが・・・[ぴかぴか(新しい)]

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シェルティ

こんにちは!
この映画、私好きだと思います!
弦も好きだし、「プライドと偏見」はカメラワークがとても良かった。
こちらでも上映されるか調べて見ます。

>アメリカでは新聞を読む人が極端に減っているそうです。
もう、二年以上前になりますが
'endangered species' というタイトルで英会話教室のtopicsになりました。
先生が私達に新聞を読む時間とNETをする時間とどっちが多いか?
と、聞いてましたっけ。
殆どがNETでした(平均年齢30才? including me!)
大手新聞社が倒産の危機(既に倒産)と言う事でした。
我が家も、忙しくて殆ど読まないでstocker行きのことも週に1,2度以上有ります。
娘が、会社で読めるし一度止めない?などと言いますが。。。
面白い記事が、少なくなったようにも思いませんか?
犯罪が多すぎ!?

by シェルティ (2009-06-03 17:58) 

雀翁

弦2本のヴァイオリン、どんな音色なんでしょう。邪心の無い澄んだメロディ-が聞こえてきそうですね。最近、前はそうでもなかったものの価値が見えてくるようになった気がします。先日の三味線もそうですが、ヴァイオリンもそうです。前は管楽器が好きだったのに、このところヴァイオリン、チェロ、はたまた胡弓といった楽器の音色がすごく好きになりました。

新聞...読みませんね。朝鮮日報読んでもわかりませんし、英語の新聞はつまらないし。ネットで読売新聞のサイトへ言って、記事のタイトルを見るのが関の山です。飛行機でもらったただの新聞は一生懸命、週刊誌の宣伝まで読みますが。

by 雀翁 (2009-06-03 20:08) 

sarahe

colletさん、私は障害者のグループホームで働いていますが、その方たちのなかで精神疾患の方が何人かいるのです。彼らの中の一人が、それはそれは素晴らしい絵を描くのです。色使いに独特のセンスを持っているようで、我々凡人には凡そ思いもつかない色で描いているのです。

音楽と絵画、対象は違いますが、彼らには彼らにしか出せない音色だとか色使いだとかを、生れながらにして持っている人がいるんですね。


by sarahe (2009-06-04 00:00) 

collet

★シェルティさんへ
ハイ、多分好きだと思いますよ~(^_-)-☆
ところで、この映画のことはご存知なかったですか?
わたしはシェルティさんならもう観てるかも~?なんて思ってましたよ~

日本ではまだ新聞社の倒産は、あまり耳にしませんが、
やはりアメリカでは多く、ロス・タイムズでこの記事を始めた時には、
記者と編集者は1200人いたそうですが、今は500人ほどになっているそうです。
ですから、今ならこんな記事が書けたかどうかとスティーブは語ってます。
このまま、無くなっちゃうのかしらね・・・(・へ・)

我が家はネットには無縁の年寄りがおりますので、
朝夕の新聞は楽しみにしています。
わたしなども、1番の情報源はやはり新聞ですし~
それから、うちは毎日ですが、結構読む所はありますよ~(*^^)v


★雀翁さんへ
弦2本のヴァイオリンでもちゃんと曲を奏でていましたよ♪
ただ、それが何の曲かはわたしには分かりませんでしたが~(>_<)
それと、物に対しての価値観って年齢と供に許容範囲が広がるようですね。
以前は何とも思わなかったのに、今なら感動したりと!
その意味で、雀翁さんと三味線の出会いもグッドタイミングだったのでは?

ところで、胡弓はいいですね~わたしも大好きです!
でね、それに似た楽器で二胡もいいですよ~~
我が店の午前中のBGMは大抵が癒し系の二胡サウンドです(^^♪

外国にお住まいでしたら、やはり読む機会は少ないでしょうしね。
という事は、何か物を「ちょっと新聞に包んで」なんてのもありませんね!
それと昔なら新聞紙を水に濡らしちぎって掃除の時に使いましたが、
今じゃそれも要らないしね~(~_~;)
by collet (2009-06-04 13:02) 

collet

★saraheさんへ
そうですね~昔からいいますものね、天才と・・・・は紙一重と、
とにかく、そんな特別な才能の持ち主は心が繊細すぎるようですね。
ですから、日常生活には馴染めなくて・・・

ところで、この映画に登場するエアーズ氏はチェロだけ勉強していたのに、
路上生活をするようになってからヴァイオリンを弾くようになったそうで、
今では打楽器なども演奏するようですよ。
彼には音楽全般の才能があったのかもです♪
by collet (2009-06-04 13:14) 

雀翁

実は「二胡」とタイプしたら変換できなかったので、似てるものと思って「胡弓」と書いてしまいました。つい数ヶ月前まで、「定年したら、二胡を習いに行く」と言っていた私でした(難しそうなので、最近言わなくなりました...意思が弱い)。

昔は、八百屋でも魚屋でも、なんでも新聞紙に包んでました。それから、おいもさんも。



by 雀翁 (2009-06-04 15:15) 

collet

あらまあ!雀翁さん、そうだったんですか~(~o~)
胡弓はまさしく、石坂浩二のナレーションが聞こえてきそうですが、
二胡はそれよりもう少し軽い音色ですものね♪
で、確かに難しいでしょうが、習う価値はあるのでは?
だって、傍らのテーブルにウイスキーグラスを置いて、
二胡を奏でるオヤジなんて、素敵じゃないですか~~\(~o~)/

>なんでも新聞紙に包んでました
そうですね~市場に行くと、
4分の1位に切った新聞紙を金具に引っ掛けて、それで包んでくれましたね。
あっ、でも・・・以前、雑誌で見かけたのですが、
同じ新聞紙で焼き芋を包むにしても、
英字新聞だとオシャレに見えるのが不思議ですね~(~_~;)
by collet (2009-06-04 16:30) 

虹子

これ、それこそ新聞の映画評で観て、興味を持ちました。
colletさんのお話が聞けてよかったです!
そして、その実際の方にも悪影響がなかったというのが
ホッとしますね。

今の世の中、「平静でいられるほうがおかしい」などという
言葉も聞いたことがあります。
そうかもしれませんね・・・・。
是非観てみたいな。
音楽ものだから、DVDより映画館のほうがいいのでしょうね。

ところで!「胡弓」じゃないですか~~。
「二胡」と「胡弓」が違うということを
わかっていらっしゃるのはさすがです!
実は叔母が娘時代から琴や三味線をやってまして
最近は「胡弓」にも手をのばし
先日発表会に行ってきたんですよ!
さすが三味線などやっていただけあって
本格的に始めて1年だというのに、とても上手でした。
胡弓は二胡とはまた全然作りが違うんですね。
楽器をくるっくるっとまわして弾くんですよ。
「二胡は中国の楽器だけど胡弓は日本の楽器。
区別のつかない人がいて寂しい」と叔母は言ってました。
で、二胡は今ブームで気軽に始められますが
胡弓をやる人はほとんどいなくて
日本の楽器がすたれる・・・と心配していました。
時間があればちょっと記事にしたいところなんですが。
by 虹子 (2009-06-04 17:01) 

hirohiro

最近、すっかり洋画離れしているhirohiroです。
なんででしょうねー、日本の映画が面白くなったから?

名門ジュリアード音楽院の出でありながら、路上生活者で、
精神疾患をもっていて、奏でるヴァイオリンの音色が魅力的・・・。
実在の人だということがふしぎなくらい興味をひく経歴のかたですね。

彼は救われたんでしょうか?映画では何らかの形で
ナサニエルさんの生活に、そしてそれを
記事にしたスティーヴに結論がでたんでしょうね。
見なければわからない部分かしら?

新聞は一応毎日読みます。でも社会面とTV欄が
ほとんどで・・・。いけませんね。
ネットで先に見ちゃうこともありますが、
もう少し、政治経済面も読もうっと・・・・。





by hirohiro (2009-06-04 19:53) 

たいちさん

背景がよく分かってよかったです。
セリフの少ないのは、私は好感ですね。セリフが多いと字幕を追って映像を観る間がないからです。
by たいちさん (2009-06-04 23:00) 

dolfin

弦2本で奏でるバイオリンですか。
高知でしたか、一弦琴というのがあるんですよねっ。
だから・・・(^^ゞ。

新聞、いつの日か購読しなくなりました。
ニュースはもっぱらネットから、それとテレビから。
最近、土日は読売新聞を購読するようにしてまーす!


by dolfin (2009-06-04 23:02) 

collet

★虹子さんへ
わたしは映画にしても舞台にしても新聞から情報を得ることが多いです。
ただこの映画に関しては、TVでのCMで気になり観に行ったんだけど~
ところで、この映画は音楽好きな虹子さんにもオススメですよ(^^♪

それから、叔母様が胡弓奏者だとは~~さすが音楽一家♪♪
ああ、でも・・・胡弓が日本の楽器だとは知りませんでした~(>_<)
てっきり中国から来たものだと思ってました!
で、、、そういえば・・・
十二楽坊でも二胡奏者はいますが、胡弓はいませんよね?
まあ、甚だしい勘違いで、お恥ずかしい~~(;_;)
またお時間のある時に、詳しく教えて下さいませ~~


★hirohiroさんへ
確かにね、日本の映画は面白いのが多くなってますよ。
で、、、わたしの場合はアジア映画が好きなもので、
どうしても洋画よりそちら優先になるんですよね・・・

>彼は救われたんでしょうか?
これは誰にも分からないんじゃないかしら?
ただ、今もちゃんと部屋で生活してるそうですよ。
それとね、映画や本になったことで、
何やら自分が認められたように思い、それは喜びでもあるようです。

政治経済面はね~わたしも素通りする事が多いです~~(>_<)
読んでも解り難いこともあるけど、腹が立つこともあって~
でも、ちゃんと読まなきゃいけませんね・・・(;_;)
by collet (2009-06-05 14:07) 

collet

★たいちさんへ
そうそう、字幕の字数が多いと時間がなくなるし、疲れますよね!
で、わたしは観てからこのスティーブのインタビューを読んだのですが、
先に読んでたらもっと分かりやすかったかもです。
との自分の経験上、記事の中に入れたのですが・・・^^;


★dolfinさんへ
そうですね、弦1本でも音は出て曲を奏でることはできますね!
一弦琴はなかなか素朴な音色を想像してしまいます~(^^♪

dolfinさんもやはりネット派ですね!
仕事をしていると、落着いて読む時間も少ないでしょうし、
ネットで情報は得られるのですから勿体ないですものね!
で、土日だけ買ってらっしゃるんですね。
それは、なかなかいいアイデアだわ!
だって、たまには新聞紙が必要なこともあるでしょうしね~(*^^)v
by collet (2009-06-05 14:08) 

Bonheur

家でコーヒー片手にじっくり観たい映画と思いました。。弦楽曲がたくさん聞けるというのも魅力的。
私も家庭に余裕があれば、音楽家を目指したかったです。
新聞は、私もあまり読みません。ネットのNikkei、ロイター、CNNの記事で済ましてしまいます。新聞は新聞で良いことが書いてあることがあるのですけれども、仕事の合間に読めるのでネット頼りです。
by Bonheur (2009-06-05 23:51) 

すわん

colletさん、こんにちは。今日は珍しくお休みのワタクシです。
今日休む為に連日残業したんだもんね~。別に用事もないんだけど。

毎度おもうのですが、colletさんはなんでこんなに
上手に映画の解説が出来るのでしょう?
私も昔見た映画とか話したいけど
さっぱり上手く説明できないので、尊敬しちゃいます。

ヴァイオリンね~どうも「さだまさし」のイメージだわ。
私もかつては琴も三味線も習っていました。
場所取らない分三味線の方が好きでしたね。
当時も今もビンボーOL生活は変わらないのに
どうやって授業料捻出してたんだろう?思い出せない・・・。
by すわん (2009-06-06 10:01) 

collet

★kinkonさん、お立ち寄りありがとうございます!
あっ、屋根の修理はお早めに!(^^)!


★Bonheurさんへ
コーヒー片手にね~いいですね!
で、音楽の道を目指すには確かにお金も要りますからね・・・
わたしの知人が音大に通っていましたが、親は大変でしたもん(>_<)
それから、Bonheurさんがネット派というのも頷けます。
やはり新聞はネットには無縁な者だけの物になるのでしょうね・・・
ましてや、新聞はタダではありませんし~^^;
by collet (2009-06-06 17:55) 

collet

★すわんちゃんへ
毎日頑張ってるね~体は大丈夫?
ちょっと仕事のし過ぎなんじゃないの~
たまにはノンビリしてくださいよ~~

で、、、すわんちゃん、そんな尊敬などしていただくのは恐れ多い!!
ただわたしは、何もご存知ない方がお読み下さった時、
ホンの少しでも理解できるようにとは思っていますが・・・^^;

それにしても、琴と三味線弾けるの~~素晴らしい\(~o~)/
ところで、三味線って長唄かなんかの?粋だわ~~
でも・・・ヴァイオリン=さだまさしじゃ、
三味線=かしまし娘のお姉ちゃんってとこでしょうか?
ホラ、真ん中の~~(~o~)


★JOKERさん、お立ち寄りありがとうございます!
可愛いワンちゃんたちですね~^^;
by collet (2009-06-06 17:59) 

シェルティ

>でも・・・ヴァイオリン=さだまさしじゃ、
>三味線=かしまし娘のお姉ちゃんってとこでしょうか?
さだまさしのヴァイオリンは、かなりですよっ!

行って来ましたぁ!「THE SOLIST」
セリフ少なかったですか?
確かにナサニエルとスティーブの対話より
ナサニエルの喋り倒しに圧倒されましたが(listening lesson?)

この監督は、やはり、カメラワークが上手いです。
特に気に入ったのは、
ガード下から飛び立つ2羽のハトがナサニエルが演奏に乗って
空へ高く高く飛んでいく様子「自由だぁ~」
2羽のハトは、スティーヴとナサニエルの様で。。。
あと一ヶ所、うなったのは
初め、箱庭のようで これはは何って思ったんですが
ナサニエルの姉が飛行機の窓から見たロスの高級住宅街
大きな家と綺麗な青く見えるのはプール!プールよっ!
その風景と姉が弟に会いに行く路上生活者が溢れる街のコントラスト。

音楽も素敵でしたね。
ロス・フィルに招待された時、
ナサニエルが「あのDisneyの?ファンタジアの?」って
聞くシーンが有りましたが
オーケストラのリハーサルを聴いたナサニエルの脳内表現が
まさに、「ファンタジア」の映像表現でした。
音楽の力に「神の恩寵」を感じたスティーヴ。
ナサニエルの中に時折聞こえる「お前はくずだ」と言う声、
スティーヴの無力感。
心に病を持った人間も健常者も変わらないということを言っていましたね。


by シェルティ (2009-06-06 19:56) 

シェルティ

続き
主役のジェイミー・フォックスは41歳だと言うのに
ジュリアード入りたての18歳と中年おじさんを
違和感無く演じてるのに驚きでした。

ところで、今日は名古屋のちょっと外れの名画座へ行きました。
この映画が、そこでしか上映されていなかったから。
この映画館、なんと30年以上も前「カッコーの巣の上で」を見て以来です。
こじんまりして古いですが、まさに映画好きのための映画館で
2スクリーンで各階に居心地の良い小さな待合室、自動呈茶器があり
上映中の飲食は禁止、チケット購入すると整理券が渡され
開場すると、案内嬢の指示に従って整理券順に入場するのですよ。
いつも行く近所の映画館と違い、本当の映画好きのお客様で
シニア券のカップルも多く、私のように1人のお客も多かったです。
colletさんがこの映画を紹介してくださったお陰で
思い切って、この映画館に出かけられて良かったです。
これから、この映画館の常連になりそうです。
by シェルティ (2009-06-06 20:17) 

シェルティ

またまた続き
新聞不況
スティーヴが仕事をしている傍らで
社員に「リストラ」を言渡している声
堪らないだろうなぁ~(わかるぅ~)
飲み屋で憂さ晴らし「今夜は飲め」って言うのも日本と同じで無いの?
と思いながら見てました。

原作を探しにAmazonへ行ってきます。
by シェルティ (2009-06-06 20:35) 

collet

おお!ここにさだまさしフリークがいるのを忘れてた!!
失礼いたしました~~(>_<)
あっ、でもかしましのお姉ちゃんもなかなかの腕前だそうな~(~o~)

で、、、お待ちしておりました~~!!
大いにお気に召したようで、紹介者としても嬉しいわ~~\(~o~)/
きっと、シェルティさんならお好きだろうとは思ってたけど!!
でね、セリフですが・・・
ナサニエルとの会話が成り立っていない事が多くてそう思ったのかも?
あっ、ナサニエル自身のセリフは多いんだけどね~(~_~;)

それから、カメラワークについてですが、
この映画に関してはそれほどに感じ入るシーンはありませんでした。
そのハトの「自由だぁ~」の雰囲気は感じましたが、印象に残るほどでもなく、
どうやら、わたしの好みとは違うようですね~(~o~)
それとね、わたしが観た映画館のスクリーンの関係か?
映像が鮮明ではなかったように思うのです・・・
始まりからずっと気になってたんだけど?どうなんだろ?

ロス・フィルに招待されたシーンは好きです~~(*^^)v
驚きながら、目をキラキラさせて何とも幸せそうで・・・
あれはジェイミー・フォックスの見せ場でもありますね。
それと、わたしも彼が41歳にもなってるとは知らなくて!
さすが、演技力のある俳優だと感心しましたわ~

それから、神戸にも個人経営で同じ様な映画館があるんですよ。
市場での上映より少し遅れての上映ですが、
2本立てで経営者が選んだ珠玉の映画が上映されます。
じつはうちの映画好きの姉もそこの常連ですが、
映画の初めにはちょっとした経営者の解説もあって、
本当の映画好きの集まりのようで、雰囲気がとてもいいんですって~
今は時間的に無理ですが、
わたしもリタイアした暁にはそこの常連になりそうです~(~o~)

あっ、大いに語ってくれて、どうもありがとう~~(^_-)-☆
by collet (2009-06-07 12:21) 

クリス

こんばんは。
まだ結末のでていないこのストーリーに関して、映画化を躊躇した気持ちがわかります。もちろん十分作品となるネタだったと思いますが、結末があるようななかったような印象も受けました。
私自身もこの作品にハマれなかったんですが、評価している人も多くて
また観たい気持ちが沸々とわいてきました。
by クリス (2009-06-11 23:04) 

collet

クリスさん、いらっしゃいませ~お立ち寄りありがとうございます^^;
この映画をご覧になられたのですね。
意外とご存じない方が多く・・・宣伝が少なかったのかしら(・・?
それから、わたしはラストの注釈入りからしても、
結末はないように思いました。
こればかりは永遠にないように思えて~(ーー;)
で、そんな事から、わたしもハマるほどではなかったです。
ただ、沢山の方に観て頂けたらとは思いましたが、
最早1日2回だけの上映になっているのが何とも寂しいです~(;_;)
by collet (2009-06-12 13:02) 

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