今月は犬ぞりレーサー～～さむッ(>_<)

いやぁ～驚きました！
何がって～～ＢＳ－１で、月１回放送される関口知宏のファーストジャパニーズ
今月はアラスカに暮らす犬ぞりレーサーの今野里紅（こんの　さとこ）さんでしたが、
ご覧になった方はいらっしゃいますでしょうか？
あっ、ちょうど「龍馬伝」の裏になるので見た方は少ないかもね～～
ということで、ここでちょっとご紹介を・・・

犬ぞりレーサーなんて、我々には全く馴染みのない職業で、
そんなプロがいることも知らなかったわたし～
でも彼女が暮らすアラスカでは、１００年以上の伝統を誇る大変盛んなスポーツで、
彼らのような犬ぞりレーサーをマッシャーと呼び、ご近所だけでも２００人ほどいるとか！
それであちこちで大会が開かれ、アメリカ、カナダはもとより、
ヨーロッパからも選手が集まり優勝者には巨額の賞金と栄誉が与えられるそうです。

それで今回、関口くんが訪ねた今野さんは２００４年に初めて出場した、
１４頭の犬と２２ｋｍのコースを一日一周走り、
３日間の総合タイムで順位を競うという女性の世界大会の一つで、
初出場ながら３位という好成績を残し、続いて出場した翌年２００５年大会では、
アジア人女性初の女性マッシャー世界一のタイトルを勝ち取ったそうです

ＴＶではそんな彼女を、同じマッシャーでコーチでもあるご主人の道博さんと２８頭の犬と暮らす、
北米の最高峰マッキンリー、我々には植村直己さんを思い出しますね・・・
そのマッキンリーを望むアラスカ州はウィローのご自宅へ関口知宏が訪ねました。
とにかく、冬の平均気温が－１０度で時には－４０度を下回ることもあるとか！
そんな極寒の中、関口くんが１番驚いたのが、
朝から晩まで外での仕事が多い今野さんの毎日の暮らしぶりです。

とにかく、日照時間の短い地ですので、日の出と共に働きだし、
シャボン玉も一瞬にして凍ってしまう氷点下２５度の中、
寒さに強いハスキー犬と足の速いポインターのミックス犬２８頭の１日２回の餌やりから始まり、
その子達、２８の小屋の糞掃除をしながらそれぞれの健康状態をチェックし、
夕暮れの午後３時までトレーニング・・・
ましてや、今年はそのトレーニングに使う３０ｋの練習コースが暖冬のせいで雪不足となり、
茂みの小枝が目立ち、犬の目や足を痛めるからと、自分達の手で一つづつ刈り取る作業も増え、
日の出から日没までずっと外での仕事が続くのでした。

でね、今野さんがおっしゃるには、犬ぞりレースはこんな地道な仕事から始まり、
言葉のない犬と人間が心で感じ合い一つのチームとなり、
同じ目標に向かって同じ快感を得ようと頑張る競技だと言うのです。
また、言葉のない分、余計に成功した時には達成感があると！
そんなわけで、片時も犬から目を離さないようにと、
家の大きなガラス窓の前に２８頭の犬小屋があり、
ちょっとでも様子がおかしい犬がいたら、その子が送る信号に気付いてやりたいと・・・

今野さんは札幌出身だそうで、子供の頃から犬が大好きだったそうです。
そして１３歳の時に初めて見た犬ぞりレースでの犬のカッコよさに魅せられ、
この道に入ったと・・・
でね、わたしが１番感心したのがどんな失敗した犬にも絶対に叱らないんですよね。
とにかく、「いい子いい子」と撫でてやり、
欠点をカバーするのではなく、イイ所を出してやりたいという言葉でした。

犬ぞりレースはチームのリズムが大事で、
２頭づつ並んだ１０頭以上の犬のリズムを合わせ、
１頭でもそのリズムが狂うとスピードが落ちるそうです。
だからレーサーは、いろんな個性を持つ犬の相性を見極め配置を決めるんですよね。
そして弛みのないピンと張ったロープが犬と自分との心の絆のラインとなるそうです。

とにかく２８頭の餌や小屋の藁など犬に費やす費用だけで年間２００万円以上かかるそうで、
勿論賞金などだけでは賄えず、シーズンオフの間はご主人共々、
１日たりとも休まず観光ガイドの仕事をするそうです。
それもこれも犬ぞりレースのため・・・
そんな過酷とも言えるような生活を送る彼女にずっと疑問を抱いていた関口くん、
彼が最後に言ってました・・・
生き物としての心の絆で結ばれてる実感がここアラスカにいる理由と

ところで、このＴＶを見ながらふと思い出したわたし・・・
ちょうど１０年前、オーロラを観に出掛けた、
真冬のカナダはイエローナイフで犬ぞりに乗った経験があるのです。
勿論、今野さんのようなのではなく観光用の５人乗りの細長いソリでしたが、
１６頭の犬に引っ張られたあの時の感触を思い出したのです。

真っ白な雪原の中、犬の吠える声とロープを操る女性の掛け声・・・
あの時は横を向けば白だけで、前に座った人の頭しか目の前にはなく、
そんな音を耳にしながら冷たい風を感じただけでしたが、わたしも犬が大好きです
夕日に向かって、力強くわたし達を引っ張ってくれた犬達を、
頼もしくまた可愛く思ったのを思い出したのでした。
あっでも、あの時のワンちゃん達、何故か一生シャンプーをしないと聞いたけど、
今野さんちのワンちゃん達は洗ってもらってるのかしら～～？？

今野さんちのワンちゃんとは種類の違う１０年前のワンちゃん達

関口知宏のファーストジャパニーズのＨＰ
http://www.nhk.or.jp/fjpn/1002/fjpn.html

タグ：関口知宏のファーストジャパニーズ 今野里紅 犬ぞりレーサー マッシャー

コメント 18

犬ぞりレーサーというのがあったんですね。
レースをするために頑張っている姿はいいなあ！
自分は、犬が一日２食なんだということが心に残りましたよー（＾－＾）。
そんなものなんですかねえ？人もできるのでしょうか？

by dolfin (2010-02-13 06:21) 

見逃しました～　再放送、ないかしら。
世の中、色々な職業があるものですね。
コレットさん、イエローナイフまで行かれたことがあるのですね。コレットさんは寒いのも暑いのも大丈夫なのですか？
犬ぞりのワンちゃんたち、かわいくておりこうそうですよね。近くで話しかけてみたいです。
by Bonheur (2010-02-13 07:10) 

★ほりけんさん、ポチッとありがとうございます～＾＾；


★dolfinさんへ
うふふふふ。・・・
dolfinさんの目はソコに行きましたか～(~o~)
そうなんですよ～うちのハナ（犬）も１日２食の生活です。
体が人間ほどに大きくないので大丈夫では？
あっ、でもそう言えば、昔は人間も２食だけだったそうですよ！
あれはいつ頃までだったっけ～(?_?)
by collet (2010-02-13 13:48) 

★Bonheurさんへ
ホントにね～所変わればナントやらで、いろんなプロがありますね。
ただ、やはり他競技に比べ、全体の競技人口は少ないでしょうけどね。

＞寒いのも暑いのも大丈夫なのですか？
ハイ、１０年前ならどこでもＯＫでした～１０年前なら!(^^)!
それから、写真はその１０年前ので、
今と犬種が違うのに時の流れを感じてます～～(-"-)
ちなみにこの時も氷点下２５度でしたわ・・・さむッ


★kinkonさん、ポチッとありがとうございます～～＾＾；
by collet (2010-02-13 13:49) 

BSは観られないけれど、地上波でまたやるでしょうか。
本当に世の中には色々なことに魅せられ、
考えもつかない人生を送っている方々がいらっしゃるのですね～。
夢を実現するそのバイタリティがすごい！
TVで観てその道へ・・・という、この最初の一歩をどうしたのかが
とても知りたいです。普通はここで終わると思うので。

それにしても厳寒のなかの労働、すごいですね。
しかもワンちゃんたちを絶対叱らない・・・・う～ん、耳が痛い(>_<)
この愛情が素晴らしい結果を生んでいるのでしょう。
カナダでオリンピックも始まった折から、素敵なお話をありがとうございました＾＾
by 虹子 (2010-02-13 21:27) 

「龍馬伝」を観ていて、この番組は見ていません。昔、ムツゴローさんの番組で犬そりレースを観た記憶があります。犬そりに乗られた経験は貴重ですね。
by たいちさん (2010-02-13 22:13) 

これは面白そう ♪
国内でも何箇所かで開催されているようですね。
是非行ってみたいです。
by わか (2010-02-14 09:27) 

うわぁ～ん (>_<)
悔しいです。
上村愛子さん、頑張りました。
長野で７位
ソルトレイク６位
トリノ５位
毎回階段を一つずつ登るように・・・今回４位。
でも、やっぱり悔しいです。
by わか (2010-02-14 14:08) 

★虹子さんへ
多分、これから地上波でもすると思いますよ。
今、ハイビジョンでしてる「蒼穹の昴」も！
じつは、今はそれしかドラマは見てなくて・・・(^^♪

それから、説明不足でごめんなさい！
小規模ながら以前より、北海道では犬ぞりレースは行われてるそうで、
それをＴＶではなく実際にご覧になったのです。
それですぐにご両親を説き伏せて、その道の方に教えを乞うたそうです。
ですから中学生の頃からレースにも出場なさってたんですって！

＞う～ん、耳が痛い(>_<)
わたしも常日頃から、犬は言葉を話せないだけで、
こちらの言うことはよく理解してると思ってますが・・・
その点子供は言葉が話せる分、損してますね～
虹子ママもついつい言葉数が増えて～！？(~o~)


★たいちさんへ
そうそう、わたしもムツゴローさんので見ましたよ～
でも、こちらのレースは全く迫力が違うようですよ。
何てったって、掛かる費用が違います～～(~o~)

by collet (2010-02-14 14:35) 

★わかさんへ
わかさん、お出掛け下さい～～(^o^)／
期待してますよ！！

それから速報をどうもありがとう～～
うぅ～～ん、４位でしたか～残念！！
もう１歩でしたね・・・(-"-)
さて、こうなりゃ～
あとはご主人に頑張っていただきましょう～～!(^^)!
by collet (2010-02-14 14:58) 

犬ぞりレーサー、って職業があることも
知りませんでした。
でも、なんてエネルギッシュ！
夢をかなえるために極寒のアラスカにいって
アジア女性初の世界一マッシャーになるなんて・・・。

言葉は通じなくても、今野さんご夫婦と
ワンちゃんたちはしっかり家族なのですね。

いいところをいかしてやりたいから、叱らない・・・。
虹子ちゃんじゃないけど、なかなかできるものでは
ないですね。日本の女性はすごい！


by hirohiro (2010-02-14 21:46) 

★hirohiroさんへ
ファーストジャパニーズという番組のタイトル通り、
この番組に登場する人達はみな自分の夢を叶えるために世界に出て、
いまや第一線で活躍しているエネルギッシュな方達ですよ。
わたしは毎回、そんな方達を見るのが楽しみでこの番組を観ています。
世界は違えど、彼らから少しばかりの刺激も頂きながら・・・＾＾；

犬も人間と同じように、それぞれに個性があり、
その個性を潰すのではなく、活かそうと考えるのがイイですよね。
言葉のない犬だけに余計にそう思えるのでしょうね～(^_-)-☆
by collet (2010-02-15 13:56) 

関口知宏のファーストジャパニーズは、私の見ているNHK World Premiumでも見ることができます。実は昨日も再放送（ベルギ－のビ－ル屋さん）を見ました。「アラスカに暮らす犬ぞりレーサーの巻き」もいづれ見られたらいいなと思います。

毎回の出演者やそのスト－リ－もそんなんですが、あの関口智宏の独特の雰囲気（やる気がなさそうで、だらっとしてて、ちょっとあちら系の仕草や言葉遣い、でも芯からやさしい人を見る目）も好きです。

犬ぞりレ－スの記事を読ませていただいて、ちょっと違うのですが、北海道の「ばんえい競馬」のことが思い浮かびました（突っ込めない話題がでると、本能的に他のことを思い浮かべて、無理やりそっちのほうで話を展開させようとする癖があるようです）。

それにしてもcolletさん、神出鬼没ですね。犬ぞりにまで乗ったんですか？　恐らく、不況のあおりを受けて、観光客が減り、カナダ犬ぞり観光協会も経営が難しくなっているんじゃないでしょうか。ぜひ、もう一度行って、犬ぞりに乗ってあげてください。そして、できるなら、犬ぞりの6ヶ月定期券を購入してあげてください。

by 雀翁 (2010-02-16 12:46) 

★雀翁さんへ
ああ～観れるんですね！
ではいつか必ずあると思いますよ～～(^o^)／

関口くんについては、我が家でも賛否両論ですが～(~o~)
わたしはスゴイ才能の持ち主だと思います。
とにかく、初対面の相手にも旧知の仲のように接しますでしょ、
あれも素晴らしい才能のひとつですよね！
それと、音楽にしても絵にしてもね！！

ところで、雀翁さんの思考回路はわたしと似てますね～
だって、わたしもこのＴＶを観ながら、
「ばんえい競馬」を思い出しましたもの～～!(^^)!
同じ雪国ですし、その地に根付いたプロスポーツということで、
日本ならばんえいがあるな・・・と思いながら観てました。

それから、犬ぞりに乗るために遠くまで行ったのではないですが、
もうあんな遠くて寒い所に出掛ける気力はありません～～(T_T)
じつは１０年前も、、、オーロラは２回も素晴らしいのを観ましたが、
日照時間や屋外と屋内との大きな温度差のおかげで体調を崩してしまい、
帰国後は病院通いだったのです～～
ですからもう２度とあちらへは行くことはないと思います！？
なので、雀翁さんが代わりに乗ってらしてください～～(^^ゞ
by collet (2010-02-16 18:07) 

病院通いとは大変でしたね。、ま、それくらい寒くないとオ－ロラも出てこないのでしょうが。

２０代前半、北海道の日高地方に住んでいた（転勤）ころ、思い立って、友人と網走の流氷を見に行きました。途中、道が凍った山道を走ったり、けっこう危いめｒに会いました。でも、網走で、流氷の向こうから朝日が昇るを見て大感動しました。ただ、車の外に出ると、めちゃくちゃ寒く、写真を１枚撮っては、車に非難し３分くらい暖を取るということを繰り返したのを思い出します。あんな寒いのはもうこりごりです。ゆえに、私と犬ぞりのは縁がないものと思います。

by 雀翁 (2010-02-17 08:21) 

雀翁さん、お互いもう寒い所はいいですね～(^^ゞ
数年前なら、雪が降ったと聞けばスキーに行きたくなりましたが、
最近はチットモ行きたいとは思えず・・・
同じ旅をするなら暖かい所へとなりました。
ですから6ヶ月定期券購入もまだ奄美大島の方が現実味がありますね～(~o~)

ただ、いろんな経験は今の我々の宝ですよね。
雀翁さんの流氷の向こうに昇る朝日、想像するだけでも感動しそう～～(T_T)
ちなみにわたしも１２歳の夏に見た剣山でのご来光が目に焼き付いています。
あれからいろんな所で朝日を見ましたが、あの感動は忘れられません～(^o^)／
by collet (2010-02-17 11:45) 

ちびちびと出てきてすみません。こんにちは。

犬ぞりって職業があるんですねえ、びっくり。
飼い主も一日中氷点下の屋外で仕事、そしてそこにいる犬たち。
愛情がなければ出来ませんね。誉めて伸ばすって教育方針も良いなあ。
日がなファンヒーターの前で寝そべってる、我が家のネコとは
大違いだわ～。

うちのネコは毎日何にもしなくても誉められてます。
存在そのものが「いい子、いい子」って言われるって羨ましい。
by すわん (2010-03-22 09:24) 

すわんちゃん、今日は少しは時間があるのね！
どうもありがとうね～～嬉しいわ～～(^o^)／

今年はそちらに沢山の雪が降ったけど、アラスカは少なかったそうですよ。
だから余計に仕事が増え、練習どころではなかったとか・・・
ところでネコは寒いのが苦手だから、アラスカには少ないかもね(';')

すわんちゃんちのネコちゃんは幸せですね～
きっとこの冬も心も体もホッカホカだったと思いますよ～～(*^^)v
by collet (2010-03-22 13:20)