「カーネーション」第１０週 秘密

今週は、１２月８日の真珠湾攻撃から太平洋戦争が始まったということで、
いろんな戦争にまつわるTV番組がありましたが、
このドラマも、ちょうどソレに合わせたようでした・・・

昭和１６年１２月８日に始まった戦争により、いろんな規制が始まり、
糸子の周りでも、国防婦人会とやらの煩いオバちゃん方の目を気にするようになりました。
そして、嫌々はいたモンペでしたが、はいてしまえば楽なことに気付き、
一人はしゃいだ姿が可愛かったですね。

そんな時、いつまでも落ち込む勘助を元気づけようとした糸子の思いがアダとなり、
安岡のオバちゃんを怒らせてしまい、これからの付き合いを断られることとなるのですが、
このオバちゃんの「今の勘助にあんたの図太さは毒や！」の言葉に、ふと頷いたわたしです。
いえね、こんな糸子のような怖いモノ知らずの人っていうのは、
得てして他人への配慮に欠けることがありますものね・・・
また、自分にできるのだから、誰にでもできると勘違いすることもありますしね・・・

ただ、言われた時はショックも大きくふさいでいましたが、サスガの糸子！
立ち直りも早く、階段から転げ落ちてシャッキとするあたり、
その演出の意外性や面白さに、笑いながら感心して見ておりました～

そして・・・「秘密」です。
昭和１７年、とうとう赤紙が来てしまい、出征した勝の背広に隠されていた一枚の写真、
何処かの温泉で、浴衣に半纏を羽織った勝と一人の女・・・
それまで、自分が仕事にかまけていても、何一つ文句を言わず、
「都合のええ旦那や」と思っていたのが、珍しく二人だけの時を過ごしたお陰で、
ようやく、糸子も女として妻として、夫を大切に思うようになった矢先だったのに・・・
それにしても、浮気であろうと本気であろうと、
あんな写真を後生大事に持ってないで破り捨てればいいのにね！
あれ？本気だったから大事だったのかしらん？
いや～勝さんに本心を聞いてみたいわ～～

ところで、怒り心頭の糸子が奈津に話を聞いてもらいに行ったのも意外でしたね！
自分の負い目を見せるのは死んでも嫌かと思っていたら、
浮気に肯定的な男達じゃ話にならず、同じ女同士で共感し合えるかと出掛けたんですね。
でも奈津に取りあって貰えず、反対に「シャキッとしいや！」とハッパをかけられ、
それで糸子も吹っ切れたのですから、やはり二人は・・・
言いたいことの言い合える竹馬の友ということでしょうか～

そして１８年となり、大陸へと出兵した勝のミシンを出せと言われた糸子は、
どうせ浮気していた旦那やと思いながらも、勝の姿を想い続け、
また、死んでお国の役に立ってこそと言われ、
「日本はいったい何が欲しいっちゅうねん！」と、戦争への憤りを露わにするのですが、
このセリフね、今週あった特番を見て、わたしもずっと同じ様に思っていました。
本当に、日本は何が欲しかったのでしょうね・・・

ああ、それにしても、今週のラストはショッキングでしたね～
あの火だるまのお父ちゃんはどうなるのでしょう？
予告編では、元気な姿もチラッと映りましたので、心配はなさそうでしたが・・・

タグ：連続TV小説 NHK 「カーネーション」 第１０週 秘密 感想

コメント 12

安岡のオバちゃんの啖呵には、思わず拍手でした。＾＾ｖ
ちょっと、辟易気味でしたからね。＾＾
by よしあき・ギャラリー (2011-12-10 18:39) 

★wattanaさんお立寄りありがとう～～＾＾；

★よしあきさんへ
＞ちょっと、辟易気味でしたからね。＾＾
おっ、よしあきさんもそうでしたか！！
わたしもちょっと気になってたんですよね・・・
とにかく、糸子のような人は介護には向きません～～(^^ゞ
by collet (2011-12-11 11:05) 

★般若坊さんお立ち寄りありがとうございます！

★Ritaさんもありがとね～～(*^^)v
by collet (2011-12-11 11:07) 

随分昔ですが、会社の人と飲みに行ったとき、ま、サラリーマンの飲み会の常で、仕事がらみの話になり、「自分の意見はしっかり言うべきや。言わない人は、あとで文句を言うべきじゃない．．．」というようなことを私が行ったのです。すると、「それは強者の論理や」と言われました。そのときは、その意味がよくわからなかったのですが、「強者の論理」という言葉だけが私の頭に残りました。それから数年して、ようやくその意味がわかり、愕然としたのを覚えています・今回、勘助にとった糸子の態度は、まさにその強者の論理に則ったもので、安岡のおばちゃんは、糸子に、「そんな強者の論理は誰にでも通用するわけやない」、と怒ったのです。私には、安岡のおばちゃんの顔が、20年近く前のあの飲み会での席のあの人の顔に見えました．．．

それでも、私は糸子が好きです。

by 雀翁 (2011-12-11 16:27) 

★雀翁さんへ
じつは、わたしも若い頃、糸子や雀翁さんと同じ様な経験があります。
だからこそ、この糸子をみてるとハラハラするんですよね～(^^ゞ
でも、人間、そんな時も必要なようですね。
その後、いろんな体験をし、その都度気付くことも多く・・・
そうやって、人間は皆、年を重ねるんだと思いますよ。

で、あんな糸子、わたしも大好きですよ～
まるで自分の若い時を見てるようでもありますし～～
あっ、でもアソコまでではなかったけど・・・(；一_一)

それから今更ですが、安岡のオバちゃんを演じてる濱田マリちゃん、
うちのご近所のお嬢さんなんです～～どうぞ、よろしく～～(^o^)／
by collet (2011-12-12 10:51) 

昔の友達の写真について一言。男性は何気に保存するが、女性は破り捨てるそうです。浮気なら証拠を残しませんよね。
by たいちさん (2011-12-12 13:14) 

★たいちさんへ
なかなか興味深い一言をありがとうございます～(^'^)
そーなんですね・・・
ふぅ～む、確かに！？(~o~)
by collet (2011-12-12 15:54) 

＞あんな写真を後生大事に持ってないで破り捨てればいいのにね！

そうそう、なんでポケットなんかに入れていたのでしょうね。
しかも送り返される洋服のポケットになんか・・・。
ふつうもう少しほかの所に置くか、自分で持っているか
、写真自体撮らないか。勝さんはよっぽど、疎いのか、うっかりなのか・・
でも、糸子にショールを買ってあげたときなんか、
女性遊びに慣れた感じでしたしね。わからないわー。

それにしても小林お父さんのやけど。命に別状なくてよかったです。
おばあちゃんはショックで弱ってしまうし・・・。
こういうとき糸子は気丈ですね。お母さんよりしっかりしている。
お父さんの言葉も通訳しているのには、ちょっと笑ってしまいましたが・・。

by hirohiro (2011-12-13 22:40) 

★今造ROWINGTEAMさんお立寄りありがとうございます～＾＾；

★e-g-gさん、あちこちにお立寄り下さりありがとうございます！
by collet (2011-12-14 13:00) 

★hirohiroさんへ
＞なんでポケットなんかに入れていたのでしょうね。
写真を隠していたのは、ポケットではないんですよ。
背広の裾に隠してたようで、裏地をほどいて出てきたんですね。
ですから、勝さんとしては隠し通せると思ったのでしょう・・・
とにかく、昔の男にとっての浮気というのは、
今の我々には、理解し難いものですね～(-_-;)

お父ちゃんのやけど、本当に驚きましたね！
お婆ちゃんも寝込んでしまい、どうなるかと心配しましたが、
どうにか命に別状ないようで、一安心です～(^'^)
by collet (2011-12-14 13:23) 

★板谷薫さんお立寄りありがとうございます～＾＾；
by collet (2011-12-16 13:56) 

★みんこさんこちらにもありがとう～～(^o^)／
by collet (2011-12-25 12:49)