映画「李藝‐最初の朝鮮通信使」 [日本映画]
神戸に生まれ育ったわたしにとって、瀬戸内は身近な存在です。
そしてまた、当時の寄港地であった鞆の浦や牛窓へ旅することも多く、
ハングルを生んだことでも有名な朝鮮王朝第4代王の世宗(セジョン)大王の時代、
対馬から瀬戸内海を通って都を目指した「朝鮮通信使」も馴染のある言葉でした。
でも、今から600年ほど前、初めて足利将軍に合うために世宗大王に派遣され、
その後43年間に40数回も日本の地を踏んだ通信使が
李藝(イ・イエ)というお名前だというのは、今回初めて知りました・・・
そしてまた、当時の寄港地であった鞆の浦や牛窓へ旅することも多く、
ハングルを生んだことでも有名な朝鮮王朝第4代王の世宗(セジョン)大王の時代、
対馬から瀬戸内海を通って都を目指した「朝鮮通信使」も馴染のある言葉でした。
でも、今から600年ほど前、初めて足利将軍に合うために世宗大王に派遣され、
その後43年間に40数回も日本の地を踏んだ通信使が
李藝(イ・イエ)というお名前だというのは、今回初めて知りました・・・
これはそんな世宗大王の信頼厚い外交官「李藝」の足跡を追った
日韓合作のドキュメンタリー映画です。
日本公開は6月から各地でされていましたが、
いつものように神戸での公開は遅く、ようやく目にすることができました。
日韓合作のドキュメンタリー映画です。
日本公開は6月から各地でされていましたが、
いつものように神戸での公開は遅く、ようやく目にすることができました。
映画プロデューサーの益田祐美子さんが、
何かと揉め事が絶えない両国間で「両国の今後に明るい光を投げ掛けたい」との思いから、
近年改めて功績が認められ韓国政府が「文化人物」や「外交人物」に選定したり、
日本でも、2005年に対馬の円通寺に「通信使李芸功績碑」が建てられた李藝に着目し、
両国の企業や個人からの協賛金5千万円を製作費として着手したそうですが、
李明博前大統領の竹島上陸などで制作が一時中断したこともあったそうです。
何かと揉め事が絶えない両国間で「両国の今後に明るい光を投げ掛けたい」との思いから、
近年改めて功績が認められ韓国政府が「文化人物」や「外交人物」に選定したり、
日本でも、2005年に対馬の円通寺に「通信使李芸功績碑」が建てられた李藝に着目し、
両国の企業や個人からの協賛金5千万円を製作費として着手したそうですが、
李明博前大統領の竹島上陸などで制作が一時中断したこともあったそうです。
そんな紆余曲折のあった映画の監督は
ドキュメンタリー映画を主に手がける乾 弘明
そしてナレーターは、お久しぶりの小宮悦子でしたが、
アナウンサーらしく、とても解りやすい話しぶりで、
映画の内容共々、とても理解しやすい映画となっていました。
ドキュメンタリー映画を主に手がける乾 弘明
そしてナレーターは、お久しぶりの小宮悦子でしたが、
アナウンサーらしく、とても解りやすい話しぶりで、
映画の内容共々、とても理解しやすい映画となっていました。
また、ナビゲーターとして韓国人俳優のユン・テヨンが出演していましたが、
わたしはかろうじてドラマ「太王四神記」でのヨン・ホゲ役が微かに記憶にあるだけで、
今の彼の人気ぶりなど露知らず・・・
旅の途中、彼に気付いたオバサマ方の喜び様に驚きました。
それにしても、185cmと大柄の彼が古い町屋の敷居をくぐるのを見て、
頭を打たないかと余計な心配をしながら、
いかに昔の日本人が小さかったかを改めて感じていました。
わたしはかろうじてドラマ「太王四神記」でのヨン・ホゲ役が微かに記憶にあるだけで、
今の彼の人気ぶりなど露知らず・・・
旅の途中、彼に気付いたオバサマ方の喜び様に驚きました。
それにしても、185cmと大柄の彼が古い町屋の敷居をくぐるのを見て、
頭を打たないかと余計な心配をしながら、
いかに昔の日本人が小さかったかを改めて感じていました。
それにしても李藝という人・・・
幼少時に倭寇(わこう)に母親を拉致され、日本に強い憎しみがあったでしょうに、
71歳と高齢になっても日本にはわたしに嘘をつく人はいないからと、
交渉がスムーズにいくよう志願して日朝の友好に人生を捧げたんですよね。
幼少時に倭寇(わこう)に母親を拉致され、日本に強い憎しみがあったでしょうに、
71歳と高齢になっても日本にはわたしに嘘をつく人はいないからと、
交渉がスムーズにいくよう志願して日朝の友好に人生を捧げたんですよね。
また、映画はテヨンによる日本での李藝の足跡とともに、
昨年夏、駐日韓国大使館が募った
「朝鮮通信使の軌跡を辿るSNSリポーターの旅」に参加した
21人の日本人学生の旅も撮影されているのですが、
今まで知らなかった日韓の歴史に触れたり、韓国の学生と交流する様子もあり、
その中で、ひとりの韓国人女子学生が言った
「お互いに解り合えるようもっと交流を増やすことが大事」が心に残りました。
昨年夏、駐日韓国大使館が募った
「朝鮮通信使の軌跡を辿るSNSリポーターの旅」に参加した
21人の日本人学生の旅も撮影されているのですが、
今まで知らなかった日韓の歴史に触れたり、韓国の学生と交流する様子もあり、
その中で、ひとりの韓国人女子学生が言った
「お互いに解り合えるようもっと交流を増やすことが大事」が心に残りました。
そして、小宮さん自身が原稿を書いたという最後のひと言
「小さな触れ合い、それは今のわたし達にも出来ることなのです」と・・・
「小さな触れ合い、それは今のわたし達にも出来ることなのです」と・・・
2013-09-19 14:33
あしあと(6)
コメント(10)
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妻の影響で韓国ドラマを観るようになりました。韓国歴史に興味あるので、ちょっと気になる映画ですね。
by たいちさん (2013-09-19 17:58)
★wattanaさんお立ち寄りありがとうございます!
★たいちさんへ
これは歴史好きにはぜひご覧いただきたい!
ちなみに韓国ドラマには興味ない歴史好きの姉も一緒に見ましたが、
大変面白かったと申しておりました~(*^^)v
by collet (2013-09-20 16:33)
★ソニックマイヅルさんどうもありがとうございます。
★よしあきさんもありがとうございます~^^;
by collet (2013-09-20 16:36)
話は少し違うのですが、私は今、司馬遼太郎の「翔ぶが如く」を読んでいます。
維新後西南戦争に至るころの大久保と西郷を中心とした歴史もので、10巻あって未だ半ばなのですが、その中で征韓論をめぐって両者が対立します。
入念に史実が調査されていますので読み応えがあります。
背景に当時の清、ロシア、朝鮮、日本の事情が織り込まれています。三方から侵略にさらされる半島の有様をほんの一部知るだけでも、いろいろ考えさせられます。
われわれはもっと隣国を知らなければいけないなと思っています。
遅くなりました。^^;
by よしあき・ギャラリー (2013-09-22 06:36)
★よしあきさんへ
お帰りなさい~~そして再びのお立寄りありがとうございます!
「八重の桜」も西南戦争の頃のようですが・・・
ちなみに先週は録画ミスで観られずです~(>_<)
>三方から侵略にさらされる半島
そうなんですよね~それを思うと気の毒ですね。
そして挙句の果てに南北に別れてしまい・・・
そんなこんなで恨(ハン)という言葉があるんでしょうね。
それにしても、近くて遠いお隣を知るためにも、
韓国映画やドラマは大きな役割を果たしてますね~(*^^)v
by collet (2013-09-22 16:01)
★Ritaさんお帰りなさい!そしてありがとう~(*^^)v
by collet (2013-09-26 13:30)
いやぁ~、最後の通信使だと思い込んでいました。
今見たら、最初の通信使だったんですね。しかも足利時代の!
ちなみに当時の対馬は朝鮮語のようだったと日本人はいっていますから、それが本当は本来の日本語だったかもしれませんね。
そういった想像をすると楽しいです。
対馬は日本語のガラパゴス諸島だったかも・・・。
by 降龍十八章 (2013-10-02 12:42)
★降龍さんへ
そうですよ!
最後ではなく最初の通信使で、室町時代に京都まで来たのです。
>当時の対馬は朝鮮語のようだった
サスガに降龍さんからは面白いお話が聞けますね!
確かに韓国には近いですものね~(^^ゞ
わたしも何らかの繋がりは感じます。
でもって、日本語のガラパゴス諸島も面白そう~~(*^^)v
by collet (2013-10-03 12:35)
観ました。
嫌な予感はしてましたが残念ながら朝鮮特有の捏造と偏向と嘘に満ちた酷いドキュメンタリー(大嘘プロパガンダ作品)でした・・・。元々が韓国の捏造教科書を原型とした作品らしいので致し方がないでしょう。
・李藝が幼少期に倭寇に母親を拉致され=とありましたがそもそも倭寇が朝鮮人を拉致した史実はありません。また朝鮮通信使が拉致された人間を返せといった史実も無いです。
・対馬は朝鮮語のようだった=のは高麗・李氏朝鮮(元寇)により対馬が鎌倉時代に占領されたためです。そして筆舌にしがたい残虐行為を島民に行い(調べてみてください)わずか65人程しか生き残らなかったようです。しかしドキュメンタリーではその史実を描いていないのが嫌でしたね・・相も変わらず都合の悪いことは省略です。ちなみに対馬島民の子ども達を拉致して朝鮮に連れ去ったようですね。今現在をも対馬の仏像を盗んで返還しないし日本領土の対馬を韓国に返せとかふざけたことを言ってますし・・
韓国の歴史ドラマも捏造まみれですが(本当の歴史を描くと何の歴史も文化もないため嘘をつきまくる虚構まみれの民族としての現実が露悪されるから)
事実・史実を可能な限り描かなければならないドキュメンタリーですらこの有様ですから、逆にいかに韓国(朝鮮)という国が信用に値しない国であり歪んだ綺麗事と狂った反日思想に満ち満ちた異常な国家であることがこの作品から確実に学べましたね・・・。今更ですが。
真に友好関係を結びたいなら狂いきった反日思想と洗脳と捏造した歴史観を捨て去りこんな嘘まみれの作品を作らないよう心がけて欲しいモノです。
そこから全てが本当に始まると思います。
また紙媒体やネットだけでなくいつの日か真の日本や朝鮮の歴史・関係を描いた映像ドキュメンタリーを映画館で観たいモノです。まあ反日メディア・広告代理店・思想に多数占領されたこの国では難しいというか不可能でしょうが・・・。(こんな嘘まみれのドキュメンタリーに日本企業は金を出すくせに・・・)でも、いつの日か。
コレットさんも朝鮮の歴史・事実ををこの国のメディアが垂れ流す歪んだ情報だけでなく様々な書籍やネット情報で調べて現実を知り、本当の友好関係とは何かを考え見出してください。このドキュメンタリーだけで本当の友好関係は絶対に見出せませんよ。
長文失礼しました。では
by アン・ノウン (2013-10-31 16:03)
★アン・ノウンさんへ
長文のコメントをどうもありがとうございました!
それにしてもお詳しいですね!
恥ずかしながらわたしはそれほど考えもなく、
ただ朝鮮通信使の李藝という人物に興味があり、
日本人のプロデューサーと監督が描く、
朝鮮通信使李藝のドキュメンタリーとして楽しみました。
でも、色々とお詳しい方から見たら、
そこかしこに映画には欠けてる点もあるのでしょうね・・・
そういうことをアン・ノウンさんのコメントで知ることができました。
どうもありがとうございました~(__)
by collet (2013-10-31 17:15)