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「レッドクリフ PartI」よもやま話 [中国映画]

昨年より、まだかまだかと首を長くして待っておりましたレッドクリフ PartI
すでにたくさんの方がご覧ですが、わたしも先日、ようやく観に行けました。
とにかく中国の歴史劇だし、昨年の2月に公開された「墨攻」同様、
このように策士や軍師が活躍する物語が大好きでワクワクするわたしです。

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監督は言わずと知れたハリウッド映画でもお馴染みの世界のジョン・ウー監督です。
でもわたしは彼の映画を観るのは初めてです。
というのも、ジョン・ウーといえば、
アクション映画の代名詞のようで、今までは興味が持てなかったのです。
ところが今回はわたしの好きな中国歴史劇で、三国志を描くということと、
贔屓の金城武が出演と聞き、急に興味が湧き公開を心待ちにしていたのです。

なんでも、アジア映画史上最大の製作費100億円だそうで、
途中で資金が足らなくなり監督個人の私財も投入されたそうですね。
でもどうにか日本でも大ヒットのようで、ランキングでは2週続けてトップとなり[ぴかぴか(新しい)]
この2週間での収益が92億円とのことで、久々の外国映画のヒットのようです。

ところで、先日偶然に見たTVで、このヒットには3つの要因があると語られていました。
①女性客の取り込み ②分かりやすさ ③監督の個性

先ず、①の女性客に関してですが、全体の48%が女性客だそうです。
で、②の分かりやすさとは映画の冒頭にあった写真入りでの説明ですね。
そして③の監督の個性について・・・
ここ数年ハリウッドで名を馳せてきた監督ですが、
ハリウッドでは制作についても、映画会社の人間が何かにつけ口を出すそうで、[むかっ(怒り)]
そんな会議だけで半年も費やされるそうです。
監督曰く、半年もあれば映画が1本作れるとの事で、
声を大にしてはおっしゃいませんが、
なかなか自分の作りたい映画が作れなかったのでは?と思いました。
その点、今回は長年の夢である題材で、
自分が思うがままに作れたようで、監督の個性も際立ったようですね。

でね、皆さんもご存知のように、
この映画には日本の企業であるエイベックスが出資してるんですよね。
それも相当な金額のようで?お金を出したら口も出す!?というか・・・
先ず初めに監督側に要求したことがあったそうです。

それは①の女性客を呼び込むために、メロウ部分であるラブシーンを入れる事[ムード]
ですから三国志には到底、登場しそうにない濡れ場が投入され、
美しい女優も出演ということになったそうです。
そして、次に②の分かりやすさです。
これは、日本版だけに懇切丁寧な解説が入ることとなり、
最初、それを聞かされた監督は驚いたそうですよ[がく~(落胆した顔)]
でもまあ、確かに自国の物語でもないし、女性なら余計でしょうし、
この②については、わたしも正直驚きましたが見ておいて良かったですよね。

そんな要因があったのか?なかったのか?
大ヒットの兆しのこの映画の舞台は、西暦208年です・・・
漢王朝が滅びつつある時、魏の曹操は天下統一の野望に燃え、蜀に進軍してきます。
辛うじて逃げ延びた蜀の劉備は軍師である諸葛孔明の案を聞き入れ、
呉の孫権と同盟を結ぶことにするのです。
そして、一人呉に赴いた孔明は孫権が兄のように慕う司令官の周瑜と赤壁で出会います。
一目会うなり、言葉は交わさずともお互いに認め合う孔明と周瑜、
二人は信頼し合い、揚子江を挟んだ対岸に陣取る曹操軍と、ここ赤壁で知略、奇策を駆使し、
80万もの兵を持つ相手にわずか6万の兵で共に戦う事になるのです・・・

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そして出演者ですが、今回、初めて中国映画を観たというわたしの友人も多く、
ちょっとだけ知ったかぶりして詳しくお喋りさせていただきますね[ふらふら]

先ず、一人目の主役でしょうか?呉の周瑜にトニー・レオン
何でも最初はこの役は、ジョン・ウー作品で人気者となったチョウ・ユンファの予定で、
トニーが孔明を演じる予定だったそうですね。
でも、ギャラの関係か?ユンファが降板することになり、
監督とは昔からの付き合いだったトニーが急遽演じることになったそうです。
そういえば以前、「誰もする人がいないので仕方なく自分が引き受けた」と、
トニーがインタビューでこたえてましたっけ~[手(チョキ)]
それにね、わたしが思うに・・・
この役はユンファよりトニーが演じる方がどちら様にも好都合だったのでは?
だって、ユンファが降板しなければ、我らが金城君の孔明は見られなかったわけで・・・
きっとそうなると、日本の女性客の20%は映画館に足を運んでないと思うし[失恋]
ラブシーンだって、断然トニーの方が上手いし~~
いえね、小柄なトニーですが、自分より大柄な女優を相手にでも
とても綺麗な濡れ場を演じるのです・・・[揺れるハート]
ちなみにこの作品の前で、その濡れ場がイッパイの今年日本公開されました
2007年のベネチア映画祭で金獅子賞を受賞したアン・リー監督作品
「ラスト・コーション」のわたしの記事はこちらにありますので、興味があればご覧くださいね。
そんなトニーが男らしく、責任感が強く部下思いの司令官を知的に、また優雅に演じていました。
特に、白い衣装を身にまとい剣を手に剣舞を舞ってるようなシーンがあったのですが、
とても優雅な動きで美しかったです・・・[ぴかぴか(新しい)]あっ、もちろんラブシーンも・・・

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そして周瑜とW主役でしょうね。天下に名を轟かせる蜀の軍師、諸葛孔明に金城武
金城君はジョン・ウー作品にはこれが初出演ですね。
とにかく、この映画の出演者の中で彼だけにアクションシーンがありません。
ですから動きがない分、内面で際立たせなきゃならず、その分、大変だったようですね。
そして彼が孔明を演じる上で、1番大事にしたのが“雅な雰囲気”だったそうですよ。
ですから、扇の持ち方にしてもいろんな参考資料に目を通したそうで、
彼が読んだ資料の膨大さに監督も驚いたとおっしゃってました。
でもそのお陰で、優しげな微笑みや優雅な立ち振る舞いに魅せられた方も多いはず!?
また、トニーとの共演作は1994年の「恋する惑星」があるのですが、
あの映画はオムニバスだったので実際の共演はなく、
2006年のアンドリュー・ラウ監督作品「傷だらけの男たち」が最初ですね。
この時は珍しく薄汚いアル中役で(でも綺麗だった)、トニーの弟分的な役柄でしたが、
初めての芝居でトニーの目を見て芝居が出来なかったと話してました。[がく~(落胆した顔)]
やはりそれだけ、トニー・レオンという俳優は金城君の中でも大きかったのでしょう・・・
でもそんな時期があり、今回の二人の息の合った周瑜と孔明があるのかもですね。

そして3人目は魏の曹操を演じるチャン・フォンイー
この方、渡瀬恒彦さんに似てると思ったのはわたしだけかしら?

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ただ、本当に申し訳ないのですが、出演映画は観てるのですがあまり覚えがなく・・・[ふらふら]
チェン・カイコー監督の名作で1993年の「さらば、わが愛/覇王別姫」でも、
白くて長い中国服を着たレスリー・チャンはよく覚えてるのですが、
京劇のメイクの印象が強かったせいか?
相手役のフォンイーのことはグレーの長い衣装しか覚えなく・・・[あせあせ(飛び散る汗)]
そして1998年にコン・リーと共演した同じくカイコー監督の「始皇帝暗殺」でも同じで、
なんででしょう?どうも覚えてなくて・・・
でも、この映画での悪役である曹操においても、
単に一人の女を思い続ける男としての一面を持たせ、
人間味のある悪役としてジョン・ウー監督は描いてるようですので、
PartⅡでこそフォンイーに注目したいと思います。

で、4人目です。じつはこの人を紹介したくてこの記事を書いてるようなものでして、
若き呉の支配者孫権を演じるチャン・チェンです。
一見、若い頃の渡辺兼を思い出させるような鋭い眼光ですが、
この映画での孫権にはまだそれほどの力は備わってないようですね。
自分にも野望があるのですが、偉大な父と兄を亡くし、
老臣達のプレッシャーから実力を発揮できずにいる若き皇帝です。

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周瑜を兄のように慕うという役柄同様、トニーとの共演シーンが多かったそうで、
以前から憧れていたトニーにいろんな事を教わったと言っていました。
彼を初めて見た2000年のアン・リー監督作品「グリーン・デスティニー」では、
端正で精悍なマスクが気になった程度でしたが、
昨年の秋に日本公開された田壮壮監督の「呉清源〜極みの棋譜」での主役や、
最新作ではオダギリジョーを抜擢して話題となった韓国の奇才といわれる、
キム・ギドク監督の「ブレス」での主役と話題作に出演しており、
これからの彼に注目したいと思っています。

この他にも豪傑達が多数出演し、その中には周瑜の部下で甘興役に中村獅童が、
とにかくサスガのアクション監督で、登場する豪傑達のアクションが凄いのです。
もう、どうやってあんなアイデアが浮かんだのかと感心しきりのシーンが満載で[がく~(落胆した顔)]
彼も三段跳びの大立ち回りをワイヤーに吊られ演じていました。

また、今回初めて見る俳優達が演じていましたが、
蜀の劉備を慕う三傑である張飛、関羽、趙雲もそれぞれに見せ場があり、
劉備の子を一人で救った趙雲の、
愛馬にまたがり手綱を口にくわえての馬上でのアクションも凄かったけど、

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わたしが1番印象に残ったのは、そろばんの発明者だとも言われる関羽です・・・
もうね、初登場のシーンからカッコ良かった![ぴかぴか(新しい)]
音楽担当は岩代太郎だったのですが、彼の音楽か?あっいや陣太鼓でしょうか?
とにかく太鼓の音に合わせて盾の間からサッと登場し、
歌舞伎役者のようにスックと立ち、大薙刀を手に見得を切り、
敵の構え持つ薙刀を一人、また一人とその手からスルリと抜き去り、
その奪った薙刀で当人をなぎ倒して行くのです。
それに見惚れたわたしは思わず小さい声で「カッコええ~~[揺れるハート]」と呟いておりました・・・
いえね~、あんなアクションどうやって考えたんだろ??もう、気分爽快のひと時でした~
ちなみに、この関羽を演じた俳優は大河ドラマの「北条時宗」でクビライを演じた方だそうです。
といわれても・・・覚えはありませんが~[ふらふら]

そしてエイベックスの注文により登場の女優、
周瑜の妻で曹操にも愛されている小喬にリン・チーリンが、
174cmの長身で日本への留学経験もあるそうで、片言なら日本語を話せるようです。

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また、孫権の男勝りの妹孫尚香には大きな目がキュートなヴィッキー・チャオが・・・
きっと、PartⅡではこの二人の女が大活躍ではないかと思うのですが、どうかしら?

ハリウッドでは善悪の区別をハッキリと付けたがるとおっしゃっていたジョン・ウー監督、
この映画では登場する人物それぞれに人間味を持たせ、
その人物像を観客であるわたし達にもよく分かるように描いていました。
そして、チャン・イーモウ監督ほどには映像美は美しくないけれど、
血の通う人間の温かさを感じさせてもらった映画でした。
さて、皆さん同様に早くもPartⅡがとても気になりますが、
その前に、今夜10時からハイビジョンでの1987年ジョン・ウー監督作品
「男たちの挽歌 II」でも観ようかと思っています・・・

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シェルティ

おはようございます!
「レッド・クリフ」あっと言う間の2時間半でしたねっ!
まず、瑜周の
赤壁での訓練中に軍規を犯した兵士に対する温情に
孔明と一緒にすっかり魅了されていました。
小喬が、負傷した周瑜に包帯をするシーンは、
二人のラブシーンの中で一番SEXYでした。
それに、ダンゼン不利で非情な戦いの中でのラブラブな二人が
戦争と平和(日常)を際立たせましたね。
女性の観客を呼ぶ為の起用らしいですが、これは物語の軸ですね。

もう1人のスパイス孫権の妹の尚香、彼女も魅せてくれましたね。
会社の子が、尚香は姫なのに、劉備を失神させるシーンだったかで
臣下(魯粛)に「止せ」と貯め口で言われてたから
身分関係はどうなんだろう?と言っていました。
女性の地位は、低かったんでしょうね。。。
次回の尚香の活躍と恋の行方?に目が離せません。

戦闘の中でも常に冷静な孔明
白い衣装も彼の清廉さ表していました。
常に冷静に有る為に持っている扇子、
瑜周に要らないでしょうと言われていましたが。。。。。
孔明の静かな中に時折魅せるイタズラっぽい笑顔が素敵でした。
虹子さんの所でも書きましたが、
扇子になりたい女性急増だと思います。

完全に統率された盾を使った戦闘シーン
本で読んだだけでは、全く理解できませんでしたが
「お見事」と言うしか有りませんでした。
この映画なら、金城君目当ての女性客や「三国志」ファンだけで無く
ゲームオタク君たちにも見てもらえると思いました。

>曹操を演じるチャン・フォンイー
私は、志村喬orサマーズのマサに似ていると思いました。
孫権は、ずばり渡辺謙に似ていますね。

この映画、もう一回見ようかと思っています。
では、また!




by シェルティ (2008-11-15 09:20) 

虹子

colletさん、記事up楽しみにしていました!
>今回、初めて中国映画を観たというわたしの友人も多く・・・・
友人に入れて頂けるかわかりませんが、私もほとんどそのひとり。さすが色々ご覧なcolletさん、とても面白く読ませて頂きました。他の映画も色々観たくなりましたよ!名前だけは知ってるものがたくさん。でも、こういうふうにつながって紹介して頂くと、興味がわきますね^^ そして色々な裏話も!私はほとんど何の情報も入れずに(今もよく知らずに)観たので、とても興味深かったです。

それにしても、成功のための3つの要素、全てに引っ掛かった虹子のようです^^; でも、女性客の取り込みと言えば、色恋も大事ですが、周瑜と孔明を雅な感じにしたのが大きいと思いました。本当に優雅でしたよね、レオンも孔明も。どちらも優しい感じなので、個性の見せ方が難しくはなかったかと思ったほどです(でもそのあたりも平板な感じにはなってなかったですね^^)。あと、中国の歴史もの映画と言えば、なんとなく妖しい場面があったり、すごく残酷な場面があったりするイメージがあったので(ずいぶん前のイメージかな^^;)、今回それがなくてとても見やすかったのです。

colletさんは関羽でしたか。確かに格好良かったです。単に格好良いというだけでなく、何かにじみ出てくる人間味がありましたよね。
本当にあのアクション、あの戦闘シーン、飽きさせることなく、ただむごいというのではなく、見とれてしまう連続技!どうやって考えたのか。このあたりも女性客も満足させる要因では?と思います。

チャン・チェンのことはノーマークで。とても印象に残る俳優さんでした。日本の作品に出ているとのことでしたが、これらの作品だったのですね。キム・ギドク作品も観てみたくなりました。個性派俳優さんでしょうか。

レオンか武か、と言われたら私はトニー・レオンかな。人気もののわけがわかりました。なんか、西島秀俊さんを面長にしたような。優しい目が似ています(今西島さん主演のNHKジャッジ、楽しみにしているので^^;)それから、似ていると言えば、孫健の軍使役(孔明に周瑜を紹介した)の方、日本のおじ様俳優さんにそっくりでした。でもあの方の名前が思い出せなくて~~!喉に小骨が引っ掛かった感じです。


by 虹子 (2008-11-15 10:24) 

collet

★わかさ~ん、お立ち寄りありがとうございま~~す!
ピーシーンはないけれど、面白いですよ~~この映画!
時間があればぜひ、ご覧になってください~~^^;


★シェルティさんへ
朝早くからのお立ち寄りありがとう~~^^;
ハイ、あっという間の2時間半でした~~

>赤壁での訓練中に軍規を犯した兵士に対する温情
あのシーンね、わたしは周瑜がどんな風に
あの場を収めるのかとわくわくしながら観てました。
そしたら、ああいうことで・・・(*^^)v
ただ、あの罪を犯した兵を演じていたのは素人のエキストラ丸出しで~
せっかくのトニーの演技が寂しく感じました。
もう少し、表情を変えるとか演じてほしかったです~(~_~;)
あっ、すみません細かすぎで・・・

>二人のラブシーンの中で一番SEXYでした
そうそう!それはわたしも同感です!!
あの手の動きと目が何ともセクシーで~
あのままガバッとするんじゃないかと思ってました~(~o~)

>戦争と平和(日常)を際立たせましたね。
そうですね、わたしはあの戦地に家族を同伴してることが不思議でしたが、
まあ、諸事情の為そうなったのでしょう(~_~;)
ただ、PartⅡではおっしゃる通りに、自ずと小喬が物語の軸となるでしょうね。

>臣下(魯粛)に「止せ」と貯め口で言われてたから
あれは周りに聞こえないような、小さな声を発したのだと思いますよ。
女性の地位が低いといえど、彼女は列記としたお姫さまだから~

>孔明の静かな中に時折魅せるイタズラっぽい笑顔が素敵でした。
ハイ、素敵でした~~\(~o~)/
この映画は金城君の代表作になると思います。
彼自身、雅な雰囲気を動作で見せるのではなく、
それ以外で表現しないとこの映画に出た意味がないと考えてたそうです。
やはり、相当な思い入れがあったのでしょうね。
で、扇子になりたいって・・・
よほどシェイプアップしないと片手では無理よ~(~o~)
あっ、わたしなら大丈夫!なんて思ってるのでは~?

>「お見事」と言うしか有りませんでした。
もうね、あのアクションシーンには圧倒されましたね。
わたしは中国映画は好きで結構観てますが、
いつも延々と続くアクションにウンザリすることが多いのね。
それが今回のはどれもこれも面白くてワクワクしました。
それから、ゲームオタク君たち、好きそうね!(^^)!

>志村喬orサマーズのマサに似ていると思いました
そうそう、志村喬にも似てた~
でも、横顔と年齢的に渡瀬さんかな?と思ったの~^^;
それから、実はわたしも時間があればもう1度見たいと思ってます。

ところで、この映画を観て思ったのですが・・・
我々の好きなタイフーンももう少し違う作りをしてたら
日本でももっとヒットしてたと思わない?
やはり、ヒットさせるにはいろんなテも必要のようですね~(ーー;)

それから、こたろうくん無事に済んだようで良かったです!
これでスッキリ大丈夫なのかしら?
by collet (2008-11-15 11:56) 

collet

★虹子さんへ
こんなのをお待ちくださり、ありがとうございます~
チト恥ずかしい・・・(ーー;)

>友人に入れて頂けるかわかりませんが
ハイ、もうちゃ~んと入ってますよ~~^^;
それからわたしがここであげた裏話といえるようなのは、
全部TVで見聞きしたものです。
ですから、もうすでにご存知の方も多いかと思いましたが、
本人達の対談番組での会話だったので信憑性もあるし、
見逃した方のためにとアップしました。

>周瑜と孔明を雅な感じにしたのが大きいと思いました。
そうですね、じつはわたしもエイベックスの意図は分かりましたが、
あれは男性側の考えでは?と思ったの・・・
あっ、エイベックスの男性社長の弁でしたので!
だって、女の立場からしたら、
ラブシーンなんかより素敵な男性を見てる方がよっぽど楽しいですもんね!?

>平板な感じにはなってなかったですね
そうそう、そうなんです~~
わたしはトニーの孔明も見たかったな~とも思ったほどで、
彼が演じても似合ってただろうと思います。
その意味で、似た者同士でどうなるんだ~?と思ってたら、
指揮の途中で孔明が振り返ったら周瑜がいなかったでしょ、
あの時に、孔明と根っからの武将である周瑜の違いがハッキリしましたね。

>なんとなく妖しい場面があったり、すごく残酷な場面があったりするイメージ
うぅ~ん、妖しいのはお目にかかったことはないけど、
残酷でシツコイのは今でもイッパイありますよ。
昨年のチャンツィ主演の「女帝」などエエ加減にせい~!と思いました~(~o~)
でね、そんなのからしたら今回のは血のりをケチったのかと思うほどに感じず、
わたしもとても観やすかったです!

>何かにじみ出てくる人間味がありましたよね
そうですね、ここがハリウッドでは出来ない映画作りかと思います。
それから説明不足ですみませんが、
わたしが関羽の名をあげたのは彼個人ではなく、
あの立ち回りシーンに魅せられた次第です~(>_<)
虹子さんは趙雲なのね、何でも趙雲は美男子だったとかで、
映画やドラマで趙雲を演じる俳優は二枚目が多いんですって!
オム・テウン似のフー・ジュンもなかなかでしたね~(*^^)v

>日本の作品に出ているとのことでしたが
わたしは未見ですが、昨年の行定勲監督の「遠くの空に消えた」ですね。
神木隆之介くん主演ので、特別出演したようです。
彼はお父様も台湾の名優といわれる方で、
彼自身も実力派俳優としての道を歩んでるようです。

>優しい目が似ています
今回のトニーはとても優しい雰囲気を醸し出してますが、
役柄によっては怖くて陰険に感じることもあるんですよ。
まあ、それだけ芸域の広い俳優ということでしょうか^^;
それから、喉の小骨がとれたらまた教えてね~~
by collet (2008-11-15 15:24) 

虹子

「お友達カード発行」嬉しいです^^
さて、のどの骨が取れました!
神山滋さんです。わかりますか~?よね?最初彼が出ているのかと思ったぐらい。軍師と書きましたが重臣なのかな?シェルティさんが書いていた魯粛役です。
あと、今晩、ダンナとレイトショーでまたまた観に行くんです!!
ダンナ歴史好きで、韓ドラも歴史ものは私以上にはまるし、あとね、私の兄が中国ドラマ「水滸伝」を全巻持っていて以前借りて観ていたんですよ(私はチラ見)。
そんわけで、映画に執着しない彼にも、絶対大画面で見せたい!と思って。まぁお察しの通り、半分は私が観たいのですがね^^;
関羽の最初の立ち回り、もう1度しっかりチェックしてきます!
しかし終わったら12時ですよ~~^^;;;

>だって、女の立場からしたら、ラブシーンなんかより素敵な男性を見てる>方がよっぽど楽しいですもんね!?
マジャヨ。本当にそうです*^^*
by 虹子 (2008-11-15 16:32) 

collet

ああ、神山繁さんね~そういえばあの方の少し前の頃に似てるかも!?
今は大分お爺ちゃんになられてるから・・・(>_<)
あっ、軍師でいいですよ。
同じ軍師でも孔明とはエラク違い、どうも頼りなく見えましたが・・・

>今晩、ダンナとレイトショーでまたまた観に行くんです!!
いいな!いいな!!ダンナとデートで~~♪
いいな!いいな!!また観られて~~♪♪
水滸伝好きなら絶対にこれもハマリますよ~
それとね、このお金がかかった映画のスケールの大きさにも!
やはり、100億の価値はある!!
あっ、ダンナさまの感想、また教えてね~~
ちなみにわたしもレイトショーで観たのだ・・・
明日は日曜、平気平気~~(^^♪いってらっしゃ~い
by collet (2008-11-15 17:32) 

maki

おー、ついに登場ですね^^
これをおんにが行かないハズはないと思っていたので、いつかいつかと待っておりました。

相変わらずの新聞評では、”ジョン・ウーはラブシーンが下手”って書かれていました(笑)
たしかにアクションものが多いから改めてとなると気恥ずかしいかも。
ちなみにハリウッドに渡ってからは「フェイス・オフ」でブレイクしたんですよ。(トラボルタとニコラス・ケイジ主演の)

で、語学好きな私が密かに気になっているは、この映画やはり北京語でしたか?
金城、張震、台湾勢もチャン・フォンイーやヴィッキー・チャオ他大陸勢はもちろん北京語だけど、トニーだけは広東語圏な人でしょう?
やはり流暢な北京語を話すのでしょうか?
ちなみにHEROのアンディ・ラウは喋ってましたが。

それと、「覇王別姫」や「始皇帝暗殺」でのチャン・フォンイーは、共演していた香港の俳優に比べるとちょっと時代がかったような大げさな演技に感じられましたが、今回はどんな感じでしたか?

・・・って、聞いてないで自分で観て来いって感じですよね(笑)
by maki (2008-11-15 21:50) 

maki

そうそう!最近ちょっとびっくりなニュースだったのは、トニーとずーーーーーっと恋人関係だったカリーナ・ラウが別の人と結婚しちゃったんですぅ。
しかも最近上海にレストランをオープンして大成功を納めているんですって。
あんなにラブラブだったのに、、なんだかショック・・・。
でもトニーはその別れも演技の糧にしちゃうのかな〜


by maki (2008-11-15 21:58) 

collet

お待たせmakiちゃん!?
そうなのよ~これを観るのにどれだけ待ったか~^^;

>”ジョン・ウーはラブシーンが下手”
おお、そうなの~~(@_@;)それは初耳だわ~~ということは、
演じたのがあのトニーでもそんな風に言われるなら、
彼以外の人じゃ、どんなにひどく言われるか!(>_<)
で、わたしとしては、そんなに下手とは思いませんでしたよ。
それから「フェイス・オフ」でニコラス・ケイジと一緒に仕事が出来、
楽しかったと監督はおっしゃってましたよ。
ニコラスはアジア好きだもんね~(*^^)v

>この映画やはり北京語でしたか?
ちょっと、ちょっとそんなのがわたしに分かるわけない!(>_<)
そこんとこはご自分で確かめてくださいな~
ところで「HERO」に出たのはトニーでしょ、
当時の映画を沢山観すぎてゴッチャにしてるな~(~o~)
それから、カリーナ・ラウとの事も別れたなんて~~とんでもない!!
今年、ようやく18年の付き合いにピリオドを打って結婚したのよ~~
それもブータンで!!なんでブータンだったんだろ(・・?
でね、彼女とは長い付き合いだったけど、
結婚したら自分が変わったと話してましたよ。
あっ、それを言ったら一瞬、金城君がニヤッとして面白かった~~(~o~)
なんでも、ただの若造だったのが男になったと・・・
わたしは40歳半ばで若造もないだろうと思ったけど・・・

>時代がかったような大げさな演技に感じられました
やはり、香港俳優とは少し違ってたようですね。
でも今はそんな違いなど微塵も感じず、なかなかの性格俳優のように見えました。
それと、チャン・フォンイーは亡くなったレスリー・チャンと同い年なのね。
レスリーは童顔で、老け顔なんて想像しにくいけど、
彼も生きてたらどんな俳優になってたのかとふと思いました。

とにかく面白い映画だったので、
ぜひ北京語かどうかも確かめにお出掛けくださいな~^^;
by collet (2008-11-16 11:55) 

maki

そうそう、メール見て思い出しました。
私も書きながら「HERO」じゃなかったような気がする~とは思っていたんだけど、どーしても「LOVERS」っていうタイトルが思い出せなかったのだ。
でもま、いっかって書いちゃった^^;

それ以上にビックリなのはカリーナ!!!!!
トニーと結婚したのぉぉぉぉぉおお\(◎0◎)/
マジ?マジ??マジ???
そ~か、、それなら良し、、。
長すぎた春になったのかと・・・。
実は中国語の雑誌の芸能ページに刘嘉玲が最近結婚したって書いてあったからてっきりトニーとは分かれて別の人と結婚したんだと思ったの。
これカリーナの中国名じゃなかったのかしら^^;?
by maki (2008-11-16 23:55) 

takanobu

スケールの大きな作品ですよね。
見たいと思っているんですが、見れてません。
というか、しばらく無理かも。
by takanobu (2008-11-17 03:23) 

collet

★makiちゃんへ
>でもま、いっかって書いちゃった^^;
あはははは・・そんなとこだろうと思ってました~~

>トニーと結婚したのぉぉぉぉぉおお\(◎0◎)/
どうやら、そちらも間違いのようだけど、これは紛れもなく真実です!
なんでか?わざわざブータンまで行って、
二人して赤いブータンの民族衣装をお召しになり、お式を挙げてましたよ。
まあ18年なんて、途轍も長い付き合いだけど、
どうにか収まって良かったわね~(*^^)v
ところで、カリーナっておいくつかしら?お子さんはどうでしょうね・・・
あっ、他人のことだからまっ、いいか~(~_~;)


★takanobuさんへ
お忙しそうですね~^^;
でもこの様子なら当分上映はありそうですから、
お時間を見つけてぜひ、どうぞ~とにかく面白かったです!
by collet (2008-11-17 10:59) 

雀翁

はじめ記事を読み出して、今回はとうとうスル-だと思いました...この映画が三国志のお話だと知るまでは...別に、映画に関係のない話を無理やりすることもないのですが、三国志となれば、黙ってはいられなく(黙っとけという声も聞こえますが)... 

私の三国志の初体験は、いわゆる劉備や諸葛孔明が主役のものではなく、曹操が主役のものでした。しかも語り手は、五斗米道の教母という設定の陳瞬臣の名作、「秘本三国志」。これを読んだときの感動は今でも覚えています。こんなスケ-ルの大きな話は初めてでした。その後読んだ三国志は、どれも曹操を悪者扱いのものばかりで、「君たち、浅いな」などと思ったものです。実際、三国志演義が大流行して「桃園の誓い」から、劉備、関羽、張飛の3人の義兄弟中心の話が一般的です。何が史実かはよくわかりません... 

ああ、やっぱりいらんことを書き連ねています。失礼しました。

by 雀翁 (2008-11-17 20:50) 

降龍十八掌

題名がカタカナなのが大きな理由かもしれませんよ。
私なんて、崖をのぼるクリフハンガーの映画だと思っていましたから。
漢字で赤壁だったら、女性客は遠のくのでは?

by 降龍十八掌 (2008-11-17 21:09) 

Bonheur

この映画、歴史好きな母が大絶賛していて、三国志のことを殆ど知らない私が行っても楽しめるかしら・・・、と躊躇していたのですが、colletさんの記事を拝見して、絶対行こう、と思いました! 美しい女優さんの出演、エイベックスの要請だったのですね~。全く知りませんでした。 水曜日のレディスデイを狙いまーす☆
by Bonheur (2008-11-17 21:16) 

collet

★雀翁さんへ
>三国志となれば、黙ってはいられなく
ハイ、今回は間違いなく、ココだろうと思ってましたよ!
近頃は、このヨミが楽しみになってきた~~(*^^)v

とにかく、三国志って100年ほどを語り継がれてるようですね?
ですから時代によって、主役も変わるようで・・・(・・?

今回の映画では曹操を悪役として捉えてるようですが、
ジョン・ウー監督としては、単なる悪役にはしたくないそうで、
何やら奥行きを持たせてるのでは?とPartⅡを楽しみにしています。
ただね、その曹操に女を絡めてるわけでありまして・・・
綺麗な女を泣かす曹操はやはり憎まれ役ですね~(ーー;)


★降龍さんへ
>漢字で赤壁だったら、女性客は遠のくのでは?
ソレ、あり得ます~~!(^^)!
ただ中国版は「赤壁」なのですが・・・
でね、わたしもその中国版のポスターを最初に見て、
ナンのこっちゃ!?と思った次第です~(~_~;)


★Bonheurさんへ
お母さま、歴史がお好きなんですね!わたしもそうです~~^^;
ただ、三国志はあの長さが恐ろしくて読んでないんです・・・
ですから、赤壁の意味も知らなくて・・・(>_<)
でも、日本版は特に分かりやすくしてますので充分楽しめましたよ(*^^)v
ぜひぜひ、水曜日にお出掛け下さいね!
by collet (2008-11-19 12:44) 

Bonheur

colletさん、再びこんばんは!
レッドクリフ Part1、今日観てきましたよ~。面白かったです!観てきてよかった。
colletさんの記事にもありますように、全体の音響効果が本当に素晴らしかったです。戦いを盛り立ててましたね。あとは八卦の陣の見事なこと!昔の大陸の方は頭がよかったんだなあ、なんて感心しちゃいました。
トニー・レオンって今まであまり興味なくて情報全然知らないのですが、小柄なんですか?意外です。しかも30代かと思っていましたが、46歳、若く見えますね。

ラブシーンに関しては。。正直いらなかったかな、と。。恋人同士という設定ならまだしも、夫婦なので、わざわざそういうのは入れなくても、と思ったり。しかも、包帯を巻くシーン、あんなに艶かしくする必要性はあったのか、疑問。。エイベックスに言われて無理やりシーンを作ったのかな、と思いました(^_^;)

それから、曹操、確かに渡瀬恒彦にも似てますね!私の中では、星野仙一監督にしか見えず、(特に星野さんが嫌いというわけでもないのですが)、曹操が女性を見つめたりするシーンが気持ち悪くて・・・(笑) 悪役として描かれているので、そういう意味では適役なのかもしれませんね。

おとといまで、観にいこうかどうしようか迷っていたところに、colletさんの面白い記事を拝見し、背中をぽんと押していただいて、お蔭様で楽しい時間を過ごせました。Part2も楽しみです。三国志の本も読んでみようと思ってます。
colletさんには感謝です♪♪ありがとうございます。
by Bonheur (2008-11-19 23:43) 

collet

★フタタビでもミタビでも大歓迎のBonheurさんへ
早速にお出掛けだったのですね!で、観てよかったとのこと!
いやぁ~、オススメした甲斐がありました~~(*^^)v

>八卦の陣の見事なこと!
あれね、面白かったですね!
陣太鼓に合わせてまるでマスゲームのように動きが決まってるんですよね。
やはり中国、こんなのは昔からお手の物だったんですね~^^;

トニー・レオンもそうですが、香港の俳優は小柄な方が多いですね。
そして、香港映画の黄金時代を築いた俳優達もみな50歳を前にしてます。

>恋人同士という設定ならまだしも、夫婦なので
そうなんですよ~~あれじゃ、夫婦には見えないですよね~!(^^)!
とにかくわたしもあのシーンを観ながら、
ここだけ取って付けたようで浮いてるな・・・なんて、思いながら観てたんですよ。
そしたら、案の定、エイベックスの注文だったそうで!
あんなの単にエイベックスの社長が見たかっただけのようですね(ーー;)

>星野仙一監督にしか見えず、
うひゃ、星野監督のことをこんな風に表現する人はBonheurさんが初めてです!
おもしろい~~\(~o~)/
とにかく、関西ではどなたにでもウケがいいもので・・・
あっ、北京前まではね!(~_~;)

まあ、どんな物語でも善悪があってこそ面白味があるので、
今回は曹操が貧乏くじを引いちゃったようですが、
見応えのある俳優でなきゃ演じられないでしょうし、Part2が楽しみです♪

感謝なんてされちゃって、お恥ずかしいですが(>_<)
楽しんでいただけたようで、わたしも嬉しいです~
お互いに来年の春を楽しみに待ちましょう~~(^_-)-☆
by collet (2008-11-20 14:51) 

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