「浪速の華」４、５話をみて・・・

前回は３話までのお話をしましたが、４話でようやく在天別流とは何か？
そして、謎の女剣士左近殿の正体もハッキリと明かされましたね。

先ず、在天別流とは、一千年もの長い間大阪の町を守り続ける闇の組織で、
驚くなかれ！その総代である弓月王は秦の始皇帝の末裔かといわれてるんですって～～
そして、章が気になっている謎の女剣士の左近殿は、その弓月王の腹違いの妹だそうな！

ただ、妹といっても妾腹の子ですので左近の寂しい家族関係がうかがわれ、
「兄妹なんて、こんなもんか・・・」と突き放したように言ったセリフや、
「意のままに生きられぬ・・・」と、
生まれながらに定められた自分の一生を愁いでるようでもありました・・・

そして、先週の５話では緒方洪庵といったらコレですね
このドラマでは初めての登場です。そうです！痘瘡（天然痘）です。
先日同局のその時歴史が動いたでも取り上げられていましたが、
洪庵は１８４９年大阪に除痘館を開き、近所の子供にお願いしたり、
貧しい家の子にはお金を渡してまで、牛痘を接種させてもらっていたのです。
そしてその後、不治の病といわれた天然痘の撲滅に尽力したのですね。
その痘瘡が登場したのです・・・

以前より在天とは付き合いのある、北前舟の船頭の卯之助が怪我したとかで、
その治療に章が天遊先生と出掛けたのが発端となり、
またしても在天別流が捜査する事件に巻き込まれるのです。
どうやら、卯之助が運んできた積荷が問題のようで、在天達はそれが何かを追及しています。
きっと、それが原因で卯之助は襲われ、怪我したのだろうと・・・
そんな時、卯之助が一緒に連れて来ていた７歳になる孫娘のおゆきが熱を出すのです。
その往診をした天遊先生の診立てはただの風邪とのことでしたが、
卯之助は痘瘡かもしれないと言い出すのでした・・・

あらまあ大変痘瘡でしたらエライこっちゃ
章も子供の頃に痘瘡で亡くなる幼馴染を目の当たりにしており、その怖さは重々承知です。
そしてその時、神仏に頼るしかなく、何もできなかった医者の無力さを痛切に感じていたのです。
ましてや、長屋の子供を自分の不注意で「痘瘡」と誤って診立て、大騒ぎとなった直後で、
章自身も医者には向いてないのではないかと自信喪失していたとこなんだもの～

ただ、おゆきは翌朝には熱が下がり、天遊先生の診立て通りに快復するのですが、
はてさて、何で卯之助は痘瘡かも？なんて、言ったのでしょう？
それに第一、どうしてわざわざ、まだ７歳の孫娘を連れて来たのでしょう？
５話のラストではそのおゆきが何者かにさらわれてしまいますが、
おゆきに何か関係がありそうですね・・・

でね、その後の来週の予告では・・・
あら！コレまた大変！！あの左近殿が鉄砲に～～
９話完結のまだ５話なので、死ぬことはないと思いますが！？
きっと、章が助けるんでしょうね？愛する左近を！？

と、なかなかテンポの良いこのドラマ、
いつもは１話完結ですが、５話と６話は続いています。
そしてどうやら、６話は白眉の回だそうで～！
これを見逃したら、「浪花の華」ファンとしてはおしまいです。
と、スタッフブログに書かれてましたよ～～ご覧の方はお忘れなく！

ところで、この主役を演じる窪田正孝くん、なかなかイイですね～
勉学熱心だけど、どこかしら抜けたところがある愛すべき章がよく似合ってて、
ちょっとしたセリフの間が絶妙です。
そんな章が５話では、左近に対してもハッキリとした物言いで、
左近も頼りがいのある章を見て、見直したんじゃないかしら～

タグ：ＮＨＫ土曜時代劇 浪速の華～緒方洪庵事件帳 その時歴史が動いた 栗山千明 窪田正孝

コメント 15

先週の土日、実家に帰っていてこの番組初めて見ました！
父は午後７時のＮＨＫのニュースを見ないと気が済まない人なんですよー（＾－＾）。そのあとこの番組でした。
痘瘡は天然痘のことだったんですか。テレビで説明しているのを見逃してしまい、怖い病気なんだと思いながら見てました。
これからも解説よろしくお願いしますね。

by dolfin (2009-02-11 16:52) 

dolfinさん、今日はお休みですね！今夜のメニューは何かしら？＾＾；
で、お父様もニュースの後にご覧だったのですね～
この時間帯の時代劇は大河ほどにお金はかかってませんが、(~o~)
スピード感があって面白いのが多いんですよ。どうぞ、ご贔屓に！
それで、天然痘のことを昔は痘瘡と言っていたようですね。
わたしも不思議に思い調べましたら、辞書に漢語的表現とありました～＾＾；
by collet (2009-02-11 17:16) 

なんだかタイミングふが合わなくて、本シリ－ズとは縁がありません。「その時歴史が動いた」の方は見ました。種痘の話は、海外でも日本でも先掘者は、みんな苦労されたのですね。私たちの今日の生活は、こういう方々の努力によって成り立っているということを、改めて思い知りました。

話は違いますが（いつものことで．．．）、ＮＨＫのニュ－スで、スギ花粉の飛沫量と症状の関係を調べる、「画期的な」施設が出来たと報じていました。それは完全密閉の５０人は入る教室大の部屋で、自在にスギ花粉の量をコントロ－ルしながら飛ばすことができるのです。被験者は、白衣・帽子を着用の上、入室し、その時を待ちます。実験開始で、花粉を飛ばし始めると、１０分ほどたっって、鼻をぐずつかせたり、目をこすったり、くしゃみをする人が続出します。被験者は、携帯の入力装置で自分の症状を入力し．．．見てたら、とてもおかしくなってきました。そして、どうまちがっても、自分はあの被験者にはなりたくないと強く思いました。でも、そういう方々（実験室内でくしゃみをする人々）のおかげで、きっと後世の人は、スギ花粉症から開放されるのかも知れません。ここに、私は、緒方洪庵に繋がる医学の王道を見ました（こじつけか？）。

by 雀翁 (2009-02-12 08:46) 

★kinkonさん、お立ち寄りありがとうございます～～＾＾；


★雀翁さんへ
「その時歴史が動いた」は面白いですね～＾＾；
緒方洪庵のは勿論、昨夜のキング牧師のも！
最後ウルッとしながら観ておりました～(/_;)

で、、、なかなか興味深いコメントをありがとうございます。
この番組があったのは知っていましたが、未見でした。
お陰様で、わたしはまだ花粉症の被害にはあってないのですが、
皆さん、これからの時期には大変な思いをしてらっしゃいますね。
ましてや、いろんな種類の花粉があるそうで、
なかなかコレ！という良薬はなさそうです。
でも、あと１年ほどで何とか言う？お薬が出るようにも聞きましたが・・・
実際にはどうなんでしょう？？
とにかく、現代の緒方洪庵達に頑張っていただくほかないですね～!(^^)!
by collet (2009-02-12 12:59) 

どんどん面白くなっているみたいですね！
しかしこの番組中、私は何をしているのだろう・・。
TVはいついていて、痘瘡の話をしているのもなんとなく
小耳にはさんではいるのですが・・・。
多分家族は観ているけれど、私はふすまを閉めて
隣室でハープを練習しているんですね。そんな時間です。
窪田君、いいですよね、「携帯捜査官」も最近の方がいいですよ。
色々鍛えられて上手になっているのかも。

全然関係ない話ですが、
アンディ・ラウ主演の「三国志」、どうなのでしょう？
今週末からですね！
趙雲の話だっていうじゃないですか！？♡♡
by 虹子 (2009-02-12 17:51) 

ここ２回ほど見てません！私は何をしていたのでしょう？
（ｂｙ虹子ちゃん風）

録画もすっかり忘れてしまっている・・・？
なんでかなあ。
だいたい１，２回見逃すと、録画も忘れるのが
私のパターンです。

でも話かなり進んできているんですねー。
左近さんはそんな素性が！章君も頼もしい一面が！
土曜時代劇って１９時半っていうのが
ネックなんだわ。昔はもう少し遅い時間にしていましたよね？
by hirohiro (2009-02-12 21:56) 

このドラマは、観ていませんが、「緒方洪庵」は大阪と関係深いですね。
by たいちさん (2009-02-12 22:35) 

colletさん＾＾
私のblogのドラマ「オンエアー」の記事に、イ・ボムスのファンの方がおみえで、colletさんのボムス氏評をとても喜んでおられました(*^^)v　よかったら遊びにいらしてくださいね。ちょっと前の記事なので、リンク貼っておきます。http://nijiko-oboegaki.blog.so-net.ne.jp/2008-09-12
by 虹子 (2009-02-13 08:49) 

★虹子さんへ
そうなんですよ～面白くなってるの！
それから、この時間帯は主婦には難しい時間かもね？
わたしも夕食の後片付けを後回しにして観てますから～(~o~)

明日の土曜スタパに章と左近が登場するようなので、
素の窪田くんを拝見しますわ～～＾＾；

最近のアンディは嫌いじゃないけど、二匹目のドジョウっぽいですね？
でもまあ、観てみたいかも～～＾＾；

それから、あとで↑そちらを見に行きますね！どうもお知らせありがとう～
by collet (2009-02-13 11:17) 

★hirohiroさんへ
そうでしょ、時間がネックなのよね！
ですから、わたしも本当に観たいのしか観てませんよ。
なんてったって、後片付けが出来ないもので～(ーー;)

ところで、土曜時代劇ではなく、金曜時代劇ってのがありませんでした？
金曜日の８時から１時間番組で・・・
あれ、水曜だったかな？あ～わかりません～～(>_<)
とにかく、わたしも１，２回見逃すと
もうどーでもよくなるのは同じですよ～～(~o~)
まあ、気が向いたらご覧くださいね！


★たいちさんへ
たいちさん、お付き合いありがとうございます～＾＾；
そうですね、緒方洪庵は大阪を愛したようですね。
関西に住む者としても嬉しいですね！
by collet (2009-02-13 11:18) 

colletさん、はじめまして、

『浪速の華』はNHKオンデマンドで初回を見てから、毎週欠かさず見るようになりました。
個人的にはとても面白いなぁ～！と思いつつ、どこかのサロンで盛り上がってないかな？とお邪魔いたしました。

栗山千明さんはタランティーノのKill Billでユマ・サーマンと大立ち回りをやっているので、このドラマでも堂々たるものですね。

いったい左近と章はどうなるのでしょうか？？史実を曲げてもハッピーエンドを期待したい感じです(笑)
by りょういち (2009-02-14 21:00) 

りょういちさん、はじめまして！コメントありがとうございます～～＾＾；

このドラマ、わたしも「天地人」よりも面白く観ているのですが、
オンタイムで観るには時間がネックのようで、ご覧の方は少なそうですね？
それで、うちにお集まりの方も↑・・・なのですが～(~o~)
でも、ストーリーも起伏にとんでてスピード感もあり、面白いですよね！

ところで、昨日の土曜スタバに、
この主役二人が登場してましたがご覧になりました？
窪田くんはトーク番組が初めてとのことで、
最初は緊張して、どうなる事かと心配しました～(~o~)
それに引き換え栗山さんは落着いた受け答えで驚いたことに、
お酒が大好きだそうですよ～(＠_＠;)
それから「Kill Bill」での立ち回り、覚えてます！
あの頃から、立ち回りはお手の物でしたね～(~o~)

それと、左近は架空の人物だそうで、章を思う気持ちはあるようですが、
章の勉学の邪魔にはなりたくないと考える女性のようですね・・・
ですから、ハッピーエンドはどうでしょう～？？＾＾；
by collet (2009-02-15 11:47) 

colletさん、

温かくお迎えいただきありがとうございます。

残念ながら土曜スタバは見逃しました（T_T）
でも様子を教えていただき、雰囲気がとてもよく伝わりましたので、
こちらもありがとうございました。

欠かさず見ているわりには、昨日の放映後から急に先行きが気になり出
してＷｅｂで調べたのですけれど、『浪花の華』は原作者も演出も女性
なんですね。

だからでしょうか？ふとしたショットがお洒落で、色使いが素敵だし、左近
の撮り方が女性目線でとりわけ美しいですね。
それに原作者の築山桂さんはご趣味が雅楽とのこと．．．在天別流には
特別なこだわりがあるんでしょうね。

そんなことを考えながら第七回を楽しみにいたします。



by りょういち (2009-02-15 21:20) 

１１日からテレビのない生活になったので・・・
唯一、聞けるラジオＦＭで総合と教育のＮＨＫの音声のみを聞いています。先日の放送、聞きました。画像がなくても結構楽しめるものだと、改めて気づきました。
なお、緒方洪庵と天然痘の関係なんて、とっくに忘れていましたね。（笑）
by 降龍十八掌 (2009-02-15 22:09) 

★りょういちさんへ
いえいえ、こちらこそありがとうございます！
原作も演出も女性というのは知りませんでした～～(>_<)
築山桂さんって、女性だったんですか！で、演出もなんですね！
いやぁ～、素晴らしいですね！
日本の女性、なかなか、やるやん～～です!(^^)!

それと、築山桂さんは雅楽がお好きだとのこと、
りょういちさん、niceなコメントをありがとうございます～～
とにかく、おっしゃるように左近がとても魅力的に描かれてますね。
わたしも颯爽とした左近に惹かれて観てるようなものですが、
もう少し、衣装替えをさせてあげたらと思ってます～(~_~;)

さて、第７話楽しみですね。
またどうそ、お気軽にお喋りにいらしてくださいね！


★降龍さんへ
あら～ＴＶの具合が悪いんですか？
音声のみということは、映像がダメなんですね。
でも考えたら、わたしも後片付けをしながらの時は同じようなものです。
画面を見てなくても声だけでＯＫですから～＾＾；

それにしても、洪庵と天然痘は切っても切れない仲ですよ～(~_~;)

by collet (2009-02-16 14:57)