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神戸に妖気じゃ~! [ミュージアム]

目玉おやじの「神戸に妖気じゃ!」との言葉につられ・・・
一昨日、ハット神戸にあります兵庫県立美術館へ行って参りました!

水木しげる・妖怪図鑑
2010年7月31日(土)~10月3日(日)まで

3.JPG 4.JPG
5.JPG 6.JPG

とにかく、久々にヒットとなりましたNHK朝の連ドラ「ゲゲゲの女房」人気で、
夏休みに向けて各地で水木先生関連の展示会が開かれていますが、
こちらは画業60周年と米寿を記念しての開催で、
鬼太郎をはじめ、長年に渡って描き続けた妖怪画にスポットを当てたそうです。

じつを言いますと、わたしは「ゲゲゲの女房」は途中から見始めました。
タイトルバックに登場する鬼太郎一家の愛嬌あるイラストや、
向井理くん見たさに、結婚式の辺りからチラ見はしていたのですが、
貧乏神に居座られる頃から面白くなり、毎朝楽しみにするようになったのです。
それで、鬼太郎の漫画なんか読んだこともなく、ただの繋がりというと、
昔、家族みんなで遊んだドンジャラが鬼太郎バージョンだったというだけですが、
劇中でも話題にしていた緻密な原画を実際にも見られるということで、
猛暑にも負けず、同じくゲゲゲの女房ファンの姉を誘い出掛けたのでした。

それと今回初めて知りましたが、水木先生の漫画家としての出発点は神戸なんですね。
何でも戦後、偶然に辿り着いた兵庫区の水木通りで、
「水木荘」というアパートを経営することになり、同時に紙芝居作家としてもデビューし、
その水木通りにちなんでペンネームも水木しげるとなったそうです。
まあ、少年時代もお父様の仕事の関係で西宮や篠山にもお住まいだったようで、
この辺りには馴染み深いお方なんですね・・・

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安藤忠雄設計の兵庫県立美術館
平成14年オープンでわたしは今回が初めての訪問でしたが、
海を目の前にして、何とも広々とした空間が気持ち良かったです。
ただ、その反面、ヤケに空間が勿体ないように思ったり、
一瞬迷いそうだなとも思いましたが・・・

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そして、一反もめんが出迎えてくれ、乗っかって記念撮影をどうぞ!ですって~[るんるん]
あっ、ただし60キロ未満の方までですけどね~!

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その後、60キロ以上でもOKのエレベーターに乗り3階まで行き、
第1章 水木しげるの妖怪図鑑では、
88種類の妖怪たちを里・山・水に分けて描いてあるのを見て歩き、
第2章 鬼太郎の秘密では、
鬼太郎とその仲間、それに漫画「鏡爺」の原画を見ることができました。
とにかく、緻密な背景に見入ってしまい、
気の遠くなるような無数の点で描かれたのを見ては、
「これはスガちゃんの仕事かしら~?」
はたまた、今までとはちょっと違うタッチの絵を見付けては、
「ここはクラさんが描いたのかな?」
などと、ドラマに登場する個性豊かなアシスタント達を思い出しながら見て回りました。

そして第3章 江戸時代の妖怪たちでは、百鬼夜行の絵巻など、
昔からある妖怪の紹介でしたが、こちらは水木妖怪とは違い、愛嬌がない!
ゆえに、オドロオドロしさのあまり、サササササッと見て歩き~[ふらふら]
第4章のゲゲゲの森の大冒険へと急いだのでした~[あせあせ(飛び散る汗)]
こちらでは絵に登場した妖怪たちが立体化されており、
「大かむろ」の前に立つと不意に風が吹くなど、楽しい工夫もなされており、
夏休みということでやって来ていた沢山の子供達も大喜びでした。

そうやって、1時間半ほどが経ち、足も疲れたからと併設のカフェでお茶することにして・・・

8.JPG

オープンテラスの向こうには山口牧生作「日の鞍」がそしてその向こうには、
ハーバーハイウェイが見えるカフェ フォルテシモで抹茶ラテをいただきました。
ただし、抹茶の風合いは見事に0だったが~[パンチ]

それから、この日のみのようでしたが、北口入口では砂像彫刻家による、
鳥取砂丘の砂を使った砂像の製作実演がありました。

10.JPG 9.JPG

砂と水のみで作られ、いずれは崩れて砂にかえる砂像、
そんな儚さの中にある美しさをご覧くださいとのことでしたが、
サスガに砂丘の砂は目も細かくて手触り良さげで~~[手(チョキ)]
思わずふと、撫でてみたい衝動にかられました~[揺れるハート]

兵庫県立美術館のHP
http://www.artm.pref.hyogo.jp/index.html

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コメント 23

雀翁

ドンジャラに鬼太郎バ-ジョンなんてあったのですね。
土曜日の朝、タイミングが合えば、その日の分だけ見ます(ほとんど見てない)。先週、子供が二人できて、おまけに自家用車まで購入されていたので、とても驚きました。向井理は、例の「鶴瓶の家族に乾杯」で見ました、とてもよさげな人ですね。

鬼太郎はTVのマンガ(今はアニメというんでしょうか)でのみの付き合いです。目玉の親父が智恵を出し、鬼太郎が勇気を出し、問題を解決していくのが楽しかったのを思い出します。

>広々とした空間 ⇒ ヤケに空間が勿体ない

微妙なところですね。

>60キロ未満の方

ますます微妙ですね。私には無理です。エレベ-タ-の重量制限の表示を見ると、一人平均何キロで計算しているのか、気になって仕方ありません。

抹茶の風合いも微妙だった(はっきりゼロと書かれていますが)ようで...

by 雀翁 (2010-08-05 12:28) 

collet

★雀翁さんへ
ドンジャラにはいろんなバージョンがあったようで、
TVは勿論!漫画も読まなかったわたしはソレで鬼太郎以外を知りました。

向井くん、学生時代は優秀だったそうですよ。
それと若さの中にも落ち着きもあり、いろんな役柄ができそうですね。
きっと、何年か後には大河ドラマの主役ができるのでは?
そこに期待してるのですが~~(*^^)v

鬼太郎は妖怪の父と人間の母の間に生まれたんですってね。
それで両親とも死んでから生まれたもので、
心配して父が目玉だけとなり甦ったそうですよ。

安藤大先生に関しては、エラそうに言えませんが・・・
抹茶ラテに関しては、360円分は言ってもいいかと~(~o~)
それにしても、エレベーターの重量制限なんて、
一々、見たことなんてないなぁ~(';')
by collet (2010-08-05 15:18) 

雀翁

エレベ-タ-の中って暇だから、きょろきょろして、エレベ-タ-の製作会社(この会社ので大丈夫かな?)をチェックしたり、心の中で数を数えて、エレベ-タ-のスピ-ドを予測したり、そして制限重量の根拠を考えたり...しませんか?

by 雀翁 (2010-08-05 18:52) 

よしあき・ギャラリー

毎回中身の濃い記事で感心しています。
アニメはアートと常々思っていますが、水木しげる氏の発想、想像力はずば抜けていますね。
といいながら、ドラマの方は見たことがないのですが・・・ ^^;
by よしあき・ギャラリー (2010-08-05 19:05) 

Bonheur

ここ5-6年は朝ドラを惰性で録画して流してましたが、ゲゲゲは帰宅後の楽しみの一つです。あのドラマは好きなのですが、原画はちょっと怖いですね。東京でももうすぐ水木先生の展示会があるのですが、どうしようかな、と思っています。
向井理は、ドラマ「ホタルノヒカリ」に出演していますが、そちらではキャラがイマイチです。朴訥なキャラがいいですね。
顔が小さくて背が高くて、線が細い・・・大河だと、何役ですかね???
by Bonheur (2010-08-05 19:12) 

hirohiro

水木先生情報ありがとうございます!
こちらは美術館、しかも会期も長いですねー!

水木先生は神戸にも縁があったのですね。
そういえば、ドラマでも紙芝居時代のこととか
語るシーンがありましたから、そのとき
神戸のことも触れていたかも・・?

ここでも一反もめんが迎えてくれるみたいですが
東京、大阪の展示会も一反もめんがお出迎え
するみたいですよ。

原画も生でご覧になったのですね、迫力でしょ?
「これ、菅ちゃんかな?倉さんかな?」って
私もみたら思います(笑)。
アシスタントさんが手伝っているとはいえ
やっぱりすごい先生ですねー!
by hirohiro (2010-08-05 20:22) 

まぐろ

こんにちは!ゲゲゲの女房見たいですー!
私はしばらく東京の調布市に住んでいて歯医者で歯科助手をしていたのですが、そこの近くに鬼太郎通り(多分この名前)なるものがあって神社まで続く通りだったのですが、あちこちに妖怪の像がありなかなか楽しい商店街でした。
子供の頃は、怖かったけど見てました。なつかしいですねー。
by まぐろ (2010-08-05 23:55) 

gwan3

今年はゲゲゲの年、という感じですね。
でもドラマを見たことがないので、話題に乗れないことがたびたびあります・・・^^;
by gwan3 (2010-08-06 11:30) 

collet

★雀翁さんへ
しませんね・・・(;一_一)
確かにエレベーターの事故が続いた時には
何処の会社のか気になりましたけど、
結局は乗ってしまえば仕方ないですしね~(^^ゞ
でね、そう言われて考えましたが、
何も考えずただボォ~ッとしてることが多いですね。
それにわたしの場合、雀翁さんほどにはしょっちゅう乗らないですしね。
きっと、雀翁さんは家でも会社でも切り離せないのでは?


★よしあき・ギャラリーさんへ
いえいえ、こちらこそ毎日の素敵な絵の更新に驚いています。

>水木しげる氏の発想、想像力はずば抜けていますね
そうですね~わたしも以前より思っていましたが、
今回ますます、その思いが強くなりました~!(^^)!
by collet (2010-08-06 11:45) 

collet

★Bonheurさんへ
わたしも決して好きな絵ではないんだけど~(~o~)
でも怖さの中にも愛嬌を感じてます。
それと何と言っても、素晴らしい仕事っぷりに興味がありましたしね。

向井くん、確かにイケメン風なのより、
この茂役のような朴訥なキャラの方に魅力を感じますね!
それとわたしは彼の声が好きなんですよね~♪

>大河だと、何役ですかね???
コレ、思わず真剣に考えましたわ~~(~o~)
でね先日、来年の大河の田渕さんの原作「江」の上を読んだところで、
江の年下の夫となる徳川秀忠などさせてみたいと思いました。
田渕さんのではちょっとクセのある少年にしてあり、面白いの!
ただ、成人するとどうなるかはまだ読んでないので分からないけど・・・
樹理ちゃんとも合いそうだし~~もう決まってるのかな~(?_?)
by collet (2010-08-06 12:09) 

collet

★hirohiroさんへ
hirohiroさんの紹介記事にコメントした日に、
偶然こちらの展示会のことも知ったんですよ~!
でね、どうやら水木先生が神戸にゆかりのある人ということで、
阪神百貨店のより、こちらの方が力が入ってるようですよ。
画業開始もそうですし、それに合わせて神戸美術研究所に通い、
小磯良平などに教えを乞ったそうですし~~(*^^)v

>原画も生でご覧になったのですね、迫力でしょ?
迫力!迫力!!凄かったです~~(@_@;)
もう無数の点で綺麗なラインが描かれてて~~
でね、わたしの後ろで学芸員風な方が何方かに説明なさってて、
それを耳をダンボにして聞いたところ・・・
「確かに描くのはご本人だけではなくアシスタントも描いてますが、
構図は全部、水木先生がなさってます。」というのが聞こえました。
まあ、それは当たり前のことでしょうが、
それにしても、イイ仕事をなさってますよね~~(*^^)v
by collet (2010-08-06 12:35) 

collet

★まぐろさんへ
まぐろさんはまだお若いのに、
本当にいろんな所にお住まいだったのね~(~o~)

で、7年ほど前に深大寺門前に鬼太郎茶屋がオープンしたそうですが、
それはご存じないかな~~?
とにかく、今や鬼太郎の町となってるようですよ。


★gwan3さんへ
そうですね~今年前半は、まさしくゲゲゲの年のようですね。
ただ、ドラマの方はもう少しで終了しますので、
その後はいかがでしょう?(~o~)
by collet (2010-08-06 12:59) 

たいちさん

私も毎朝連ドラを観ています。兵庫県立美術館には何度も行ってますが、いい美術館ですね。「水木しげる展」も長期間開催されていますので、機会あれば行きたいと思っています。
by たいちさん (2010-08-06 13:42) 

collet

★あんぱんち〜さん、どうもありがとう~~(^_-)-☆

★たいちさんへ
絵画好きなたいちさんなら、こちらの美術館もお馴染ですね!
恥ずかしながら、わたしは初めてでしたが、
確かに広々としていい所でした。
ただ、交通が不便なので今度は車で行こうと思ってます~~(^^♪
by collet (2010-08-06 14:45) 

降龍十八掌

今は70キロ台をうろちょろしています。今朝は、とうとう69.7キロでしたが、今は70。0でした。昼間は70.3でギクっとしましたが。運動したいですが、この暑さではスイングする気にもなりませんわぁ~。

ゲゲゲは、最初の子役のときがおもしろかったんですよ。かわいかったですしね。
by 降龍十八掌 (2010-08-06 20:00) 

シェルティ

こんにちは!
来年の大河ドラマ「お江」は、秀忠役は、向井君ですよ。
げげげファンです。
この展示NHKのhpで見て行きたいと思っていました。
なんでも、貸し本時代の本も有るとか。
この記事を読んでますます見たくなりました。
げげげも今月いっぱいで終わるでしょ。
9月から何見るのオー・・・という感じです。

60kgねえ。。。
飛行機が65kg/人で重量計算しているらしいです。
明らかにオーバーしている人が多いので
乗る時ちょっと不安(笑)
by シェルティ (2010-08-07 09:39) 

collet

★降龍さんへ
ええ~~1日に何度も体重測定するのですか~~(@_@;)
もしやして減量中!?

ゲゲゲの子役というと、水木夫妻の長女を演じた
先代の藍子ちゃん役の女の子も可愛かったですよ~
お芝居は全くヘタクソだったけど~~(^^ゞ

★今造ROWINGTEAMさん、いつもありがとうです~~(^o^)/
by collet (2010-08-07 11:29) 

collet

★驚きのシェルティさんへ
もう、ビックリしました!!
シェルティさんのコメを読んで、最初訳が分からなかったのだけど~
もしやして?と検索して驚いた~~(@_@;)
すでに7月に発表されてたんですね!
わたしは全然知らなくて~ただの思い着きだったのだけど・・・
でも嬉しいです~~わたしのイメージ通りで!(^^)!
うぅ~ん、益々楽しみになってきたわ~~

それから貸本時代のもありましたが、多くではないです。
でも、あの原画を見るだけでも価値はあるかと思います。
機会があればお出掛け下さい~~(^o^)/

>飛行機が65kg/人で重量計算しているらしいです
そーなんだ・・・
そう聞くと、確かにオーバーしてる人が多いような!!
ちょっと、オッカナイね・・・
ただ反対に、シェルティさんのような人もいるから大丈夫かもよ~(^^ゞ
by collet (2010-08-07 11:36) 

dolfin

兵庫県立美術館でこれをやっているんですねえ!
ゲゲゲの女房は、最初視聴率はそれ程でもなかったようですね。
鳥取県の水木しげるロードとかも話題になっていることと相まって、いい感じになってきたのでしょうか。
自分は松下奈緒が出ているので注目してました。
売れない漫画家のところに美人な松下奈緒がお嫁に行くんですから、エーというか、ハラハラする感じでもありました(^-^)。
松下奈緒は、ジャズピアニストとしてもデビューしてるんですよ。
美術館で写真は?と思いながら写真を次々見たんですが、思いすごしでしたね(^^ゞ。
by dolfin (2010-08-08 09:51) 

collet

★dolfinさんへ
>ゲゲゲの女房は、最初視聴率はそれ程でもなかったようですね
そのようですね!
わたしの周りも、みんな途中からの視聴だったようですよ。
それから境港は水木ロードどころか、何もかもが鬼太郎づくしとなり、
昨年の倍ほどの観光客数のようですよ~(~o~)

それから松下奈緒ちゃんは音楽家でもあるというのは知ってましたが、
ジャズピアニストなんですね~♪
だったら益々、dolfinさんの注目のお方ですね!
それで写真は・・・
妖怪図鑑なのであってもお困りでしょうね~(^^ゞ
by collet (2010-08-08 13:43) 

すわん

こんばんは、もう寝ます^^

私も妖怪って結構好きです。
幽霊だと怖いのに、妖怪だとなんかユーモラスに感じるのは
水木先生のおかげかも・・・。
よく見たもん、鬼太郎のアニメ。 
by すわん (2010-08-09 01:05) 

collet

★すわんちゃんへ
>幽霊だと怖いのに、妖怪だとなんかユーモラスに感じる
そうそう!そうなの~~!(^^)!
何だか愛嬌があって怖さを感じにくいのよね。
それに引き換え、幽霊の絵は見てるだけでも不気味です・・・

あっ、おやすみ~~(^^ゞ
by collet (2010-08-09 16:06) 

collet

★鈴木さんポチッとありがとうございます~^^;

★佐々木さんもありがとうございます~^^;
by collet (2010-08-20 11:42) 

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