SSブログ

おくりびと [日本映画]

先日の秋分の日は久しぶりに友人とお休みが合いました。
それで、滅多にないことだからと、いつもは最終上映に行く映画を昼間観て、
その後は、ゆっくりと美味しい食事をしようと計画したのです。
そして、ジョディ・フォスターの「幸せの1ページ」を予定していたのですが、
たいちさんのこの映画の記事を読み、急に観たくなり、
急遽あちらをキャンセルし、こちらを観に行きました。

1okuri_b.gif 2okuri_b2.gif

この映画、上映時間が130分と近頃のにしては長いと思います。
でも、最後のエンドロールが流れるまで、時間のことなどまったく気になりませんでした。
かえって、「えっ、もう終わり!?」と驚いたほどで・・・
それほどわたしも見入っていたのでしょう。

映画の始まりは、なんとも幻想的で・・・
真っ白な雪の中を4つの灯りがほんのりとこちらに向かって来ています。
初めは何か分からなかったもので、わたしは一瞬、黄泉の国を思ったのですが、
それは主人公の大悟と佐々木社長の乗った車の灯りでした。
彼らは雪で視界も危うい庄内平野を仕事先へと向かっていたのです。
そんな彼らの仕事は納棺師という、
死んで行く人の旅支度を整え棺に納める仕事だったのです・・・

チェロ奏者だった大悟は楽団の解散から故郷の山形に妻の美香と共に帰ってきます。
そして、求人広告で採用された会社で、
戸惑いながらも社長に「これは君の天職だ」などと言われ、
美香には内緒でずるずると納棺師の見習いとなるのです。
そんな大悟ですが、いろんな別れを経験する中で彼自身も変わろうとしていました。
納棺師という仕事に誇りを抱きつつあったのです・・・

ところで、この映画の中で、納棺師という仕事に偏見を持った人達が登場するのですが、
わたしはそれがとても意外でした。
というのも、わたしは今までそんな風に思った事がなかったからです。

8年前に逝った父のとき、こんな厳かな儀式のようなのはなかったけれど・・・
身を清めてもらい、綺麗な寝顔のような顔で横たわっていた父を忘れません。
食が落ち、痩せ細っていた父がまるで元気な頃と同じような顔で眠っていたのです。
そんな父を見たわたし達家族は有り難いとは思えど、
忌み嫌う感情など間違っても起らなかったからです。

なのに、この映画の中では、
幼馴染には「もっと、ましな仕事はなかったのか!?」と言われるし、
また、夫の仕事を知った美香には大悟が近付こうとしたら「汚らわしい!」と・・・

もう、この美香のセリフには観てるこちらの方が腹立たしく、[ちっ(怒った顔)]
美香役の広末涼子ちゃんには罪はないのですが、
二人の間に割って入って、引っ叩きたくなったほどでした。[パンチ]

でもそんな美香も大悟の仕事ぶりを見るにつけ、理解するんですよね。
厳かな作法で遺族の悲しみに寄り添い、優しい愛情で満たしてくれる
“おくりびと”だと・・・

主演の本木雅弘が30歳の頃に初めて納棺師という職業を知り感銘を受け、
どうにか映画にならないかとずっと模索していたそうです。
そして、映画はこれが初めてという、小山薫堂が脚本を書き、
「壬生義士伝」などの滝田洋二郎が監督し、
大悟と6歳の時に家を出て行った父との確執を絡ませながら、
悲しく重いテーマを笑いや涙のある優しい映画に仕上げてました。

そんな思いの詰まったこの映画で本木雅弘は完全に大悟になりきり、
エンドロールでは、納棺作法を1カット長廻しで完璧に再現したそうです。
元々、端正な美しい面立ちの彼です。その所作の美しいこと![ぴかぴか(新しい)]
また、チェロ奏者ということで、チェロの特訓にも励み、
子供用のチェロを弾くシーンでは吹き替えなしで演奏したそうですが、
その音楽を担当した久石譲の音楽も全編チェロを使っており、
この映画にピタリとはまり何とも優しく情感溢れる音楽でした[るんるん]

そして、適材適所の配役で・・・
佐々木社長役の山崎務しかり、過去に傷持つ事務員上村役の余貴美子
幼馴染の山下の母でお風呂屋さんの吉行和子、その銭湯の客に笹野高史・・・
でね、この笹野さんがいつも通りに何とも言えないイイ味出して~[ぴかぴか(新しい)]
出番は多くないですが、この映画にも絶対必要な役どころでの出演でした。

もうすでに、たくさんの方がご覧になったと思います。
そして、モントリオール世界映画祭での
グランプリを受賞しただけのことはある映画だと思います・・・

それにしても、こんな日本独特の風習を描いた映画が、
海外の審査員の目にはどのように映ったのでしょうね?
でも、こんな日本ぽい映画が世界の人に認められたのですから、
ここは素直に、同じ日本人として喜び、誇らしくもありますね。

あしあと(5)  コメント(20)  トラックバック(0) 
共通テーマ:映画

あしあと 5

コメント 20

たいちさん

私のブログがキッカケとなり、期待を裏切らなかったので、ほっとしています。オープニング・シーンの詳しい所まで観ておられますね。友達にも自信をもって薦めたいと思います。
by たいちさん (2008-09-26 15:19) 

collet

ハイ、たいちさんのブログを読まなかったらジョディを見に行ってました。
まあ、あちらも時間があれば行くつもりですが~(~_~;)
わたしの姉も偶然に見ておりまして、
これはイイ!と声を大にしていましたよ。
年配の方に限らず、若い方にもお薦めしたいですね。
by collet (2008-09-26 16:01) 

虹子

colletさん、とても観たい映画です!
きっと原作があるのかと思っていたら、
本木雅弘が納棺師という職業をを知って
映画にしたいと思っていたんですね。なかなか感心しました。
関係ないけれど、チャ・テヒョンの「花を探しに来ました」
というドラマは葬儀屋さんが出てきます。
ドラマの仕上がりはもう一歩だったのですが
やはり「おくる」ということを扱うテーマがとてもよかったです。
とても大切な価値のあるお仕事ですよね。
ただ、学生の頃は「葬儀屋さん」というだけで笑ったり嫌がったり、
このお仕事の意味を全くわかってなかった頃もありました・・・。
恥ずかしいことです。
by 虹子 (2008-09-26 17:10) 

collet

虹子さん、原作はありますよ~
青木新門の「納棺夫日記」です。
この本を本木くんが読んで、納棺師という職業を知ったのです。
それで、納棺師を主人公にした映画を作りたかったようですよ。
それから、チャ・テヒョンの「花を探しに来ました」は
残念ながら知らないのですが、
チャ・テヒョンとへギョちゃんとの韓国版「セカチュー」では、
おじいさんが棺桶屋さんでしたね。
まったく関係ないけど、この映画にも棺が登場して、
その度にわたしは、あの映画の
棺の中からおじいさんが出てくるシーンを思い出しました。
わたしの頭の中では日韓映画ゴッチャになってます~(~o~)
by collet (2008-09-26 18:13) 

わか

観に行きたいんです。
でも、映画館でポロポロ涙流すの、イヤなんです。
DVD発売まで待つか…
by わか (2008-09-26 18:47) 

sarahe

私の「観たい映画リスト」の上位に位置しています。昔、葬儀屋を扱った映画がありましたよね?面白おかしく描かれていましたが、この「おくりびと」は全然趣を異にしているのでしょう?

本木雅弘、山崎 務、吉行和子なんて配役を見たら、本当に期待しちゃうよね!
リストには、「おくりびと」「M」「パーボ」「ハピネス」「優雅な世界」などが入っています。やはり韓国映画が多いです^^;

「壬生義士伝」・・・映画は観ていませんが、本は読みました。会社で苦しい思いをしている時に、今役員をしている先輩から読んでみたらと勧められたのです。涙を流して読んでいました。
by sarahe (2008-09-26 20:14) 

maki

私もこういう仕事があるって知りませんでした。
そしてこれは仏式のお葬式でしょ?
ますます西洋人には理解し難い内容だったのではないかと思うのですが、
本当にどう受け止められたのか知りたいところですね。
by maki (2008-09-26 23:08) 

hirohiro

この映画は虹子ちゃんと同じで、
見たいと思っている映画です。

映画の番宣みたとき、すごく心動かされました。
本木雅弘くんが出るのも魅力だったかな。

昨年祖母が亡くなったとき、湯灌というのを
してもらいました。

女性と若い男性が二人で、それは丁寧に
髪と体を洗ってくれ、仕事とはいえ
見ず知らずの人の遺体をここまで
丁寧に洗ってくれることに感激しました。
祖母もさぞ気持ちよかっただろうと
今でもありがたい気持ちがよみがえります。

音楽は久石譲さんなんですねー。
この方の音楽はほんとに素敵。

見にいけるといいなあー!
by hirohiro (2008-09-26 23:23) 

collet

★わかさんへ
実はわたしも、ソレを覚悟で行ったんですよね。
とにかくわたしも泣きますから~(~_~;)
それがね、確かにすすり泣いてる方はおられましたが、
わたしは涙は出ませんでした。あっ、友人も!それと先に観た姉も!!
ですから、大丈夫だと思いますよ。
どうぞ、お出掛けくださいませ~(^_-)-☆


★saraheさんへ
この映画の納棺師の会社は葬儀屋の下請けのようなものですね。
簡単に言えば、遺体を清めて棺に入れるまでが仕事のようです。

出演者は本当に期待しても大丈夫ですよ~~
ただね、ここだけの話・・・
わたし個人の好き嫌いなので ↑では触れてませんが、(~_~;)
広末涼子のキャスティングには?と思いました。
あっ、もしかして彼女もsaraheさんのご贔屓かしら?
それならごめんなさい!(>_<)
ただ、わたしは彼女の舌足らずな喋り方が好きじゃなくて・・・

それから、どこの映画でもイイ映画はイイですよね。
わたしもここ何年かは韓国映画ばかりを観てましたが、
最近はまた、多岐に渡って観るようになりました。
先日は中国映画を観ましたし、
今度はリチャード・ギアの「最後の恋」でも行こうかと思っています。
とにかく、いろんな映画を観られて幸せです~(*^^)v
by collet (2008-09-27 12:23) 

collet

★makiちゃんへ
わたしも詳しいことは分かりませんが、
宗教に限らず、これに似たような仕事はあると思うのですが・・・
この映画の中でもあらゆる宗教の仕事を請け負うと言ってましたし、
どんな場合でも棺に入れる前には必ず、綺麗にするのでは?
海外の要人の告別式などでも顔を見せてますもんね。
今度、NYの叔母さまに聞いてみて~(~_~;)


★hirohiroさんへ
本木くんね~お芝居上手いわね!
じつは彼の映画をジックリ観たのは今回が初めてだったの。
で、ついつい見入ってしまいましたわ~
アップになっても綺麗な顔だし~~(*^^)v

わたしの父も湯灌をしてもらいました。
ただ、湯船には入らず綺麗に拭くだけでしたが、
遺族のわたし達には決して肌を晒しませんでした。
きっと、本人は気持ち良かったでしょうね。

日本で映画音楽というと、久石さんのお名前が先ず1番に浮かびますね。
本当に名曲揃いですね~♪
どうぞ、虹子さんとご一緒にお出掛けくださいね~ヽ(^。^)ノ


★みなりんさん、ポチとありがとう~~(^^♪
by collet (2008-09-27 13:47) 

シェルティ

こんにちは!
この映画見たい映画なので
タイトルを読むだけで内容はスルーします。
by シェルティ (2008-09-28 12:08) 

collet

は~い、シェルティさんお出掛けくださ~い!
それでまた感想を聞かせてね~
by collet (2008-09-28 13:50) 

雀翁

難しく、立派な仕事ですね。技術というより、気持ちの仕事だと感じます。Colletさんのブログを読み、Hirohiroさんのコメントを読ませていただいて、ほんとうにそう思います。

山崎務、余貴美子、吉行和子、笹野高史・・・脇を固めている人がこれまたすごいですね。いつの日か、見てみたいと思います。
Colletさんと同じく、私も広末涼子はあまり好きではありません。でも、
 >二人の間に割って入って、引っ叩きたくなったほどでした
というほどの名演だったということかも知れません。「役を憎みて、役者を憎まず」(ちょっとちがいましたか?)。



by 雀翁 (2008-09-29 09:28) 

collet

ハイ、立派なお仕事です~
特に、この映画での納棺師は作法が流れるように綺麗なんです。
本木くん、事務所の人達をモデルにし、随分練習したそうです。

>二人の間に割って入って、引っ叩きたくなったほどでした
コレは少し過激すぎましたでしょうか~(~_~;)
もうね、最近の娘っ子は~~のノリですね。
でも、まあ、こちらはお金を出してわざわざ映画館へ行ってますので、
どうか、これ位はお許し下さいませ~~(~_~;)

あっ、この映画は機会があればぜひ、どうぞ!
とても素敵な映画です~~(*^^)v
by collet (2008-09-29 15:30) 

シェルティ

こんばんは!
9月末から、先週までかなりストレスが堪ってしまってて
先週、もういいやっと、思い切ってナイトショーへ行って
「おくりひと」見てきました。
行って良かったです。
映画の中で、自分の越し方も深く考えさせてくれる良い映画でした。

collet評をスルーすると言いながら
>夫の仕事を知った美香には大悟が近付こうとしたら「汚らわしい!」と
この部分だけは読んでいましたが
私は、美香(広末)の可愛すぎる声以外違和感は有りませんでした。
この発言は、大悟の「初仕事」の日の出来事をも含めているのでは?と
思いました。
田舎まで黙って付いてきた若い妻に取っては、あのビデオもかなりショッキングぅ~

偏見についても、仕方ないかと。。。

ただ、ここ数年に両親、義父を送った私には、最後を人に(プロに)任せてしまうのは
とても違和感がありました。
映画のかなでも、もちろん現実でも、誠心誠意が無ければ成り立たない仕事だ思いますが。
たとえ、完璧ではなくても肉親との別れは自分の手でと思った次第です。

遺族の前でされる納棺の儀式はとても美しくて、まるで舞踊のようでした
映画としては、良いですが、
こう言うパフォーマンスを現実にされると思うと、少し淋しいと思いました。

全編に生と死を対比させる「美味しいもの」をガッツリ(下品に)食べるシーンが迫力で
静かにチェロを弾くシーンが沁みました。

若い妻だけど、しっかり者の良い妻でしたね。
私なら、帰ってこないよ。

陶器好きの私には、綺麗なカップで紅茶を飲むシーンも好きでした。

この映画を見た後、肩の力がすっと抜けて楽になりました。


by シェルティ (2008-10-18 20:31) 

collet

お仕事、お忙しそうですね~^^;

>私は、美香(広末)の可愛すぎる声以外違和感は有りませんでした。
そうなんです、わたしも彼女のその喋り方に違和感を感じてるのです。
どうも、好きじゃないのよ~(~o~)

>大悟の「初仕事」の日の出来事をも含めているのでは?
そうね、あのビデオは確かに我々でもあのモックンが~~(@_@;)と、
ショッキングぅ~でしたわ!

>完璧ではなくても肉親との別れは自分の手でと思った次第です
先日、うちのお客様にお聞きしたのですが、
その方のお母様が亡くなられた時には、
納棺する前にはご家族の手でお母様を清めたそうです。
ですから、そういうやり方もあるという事ですね。
ちなみに神式だったそうですが・・・
それから、あまりにもショー的になっても親族としては、
確かに寂しいですよね・・・(-_-;)

>全編に生と死を対比させる
まさしくその通りで、その食べ方にも拘りが感じられましたね。
食べるという事は生きてる証しですもんね。

それにしても、シェルティさんも思った~!
わたしも、よく帰って来たな~と感心しましたよ~
で、帰らないの・・・やっぱり!?(~_~;)

>綺麗なカップで紅茶を飲むシーンも好きでした
これね、わたしも気になりながら見てました。
それと、彼女の趣味にしては雰囲気に合わないな~とも思いながら!
でも、過去に傷を持ちながら、今は穏やかな生活をしてることの証しなんでしょうね。

時間をやりくりしてお出掛けのようでしたが、出掛けて正解だったようですね。
たとえひと時でも、力を抜くことができて良かったです~~(*^^)v
by collet (2008-10-19 11:27) 

シェルティ

こんにちは~
DVDの初仕事ではなく、初にしては「惨い初仕事」の方です。

>、過去に傷を持ちながら、今は穏やかな生活をしてることの証しなんでしょうね。

ああ、そう言うことなのですね。
私もお茶好きなので。。。

バイク事故で亡くなった子のお葬式で、お父さんが娘の友達に言った一言
「この人のように償いながら生きて行け」もドッキリでしたね。

一番の印象は、火葬場のシーン。
手押し台車に載せられてドアがパタンと閉まる瞬間は、何とも言えません。

義父の時、その台車をじっと見つめてしまいました。
後で、同業の兄(実の)に「○○ちゃん、職業意識で見てただろ?」と
言われ苦笑。
そのストレッチャー、塗装色は錆び止めの黄緑のまま、溶接のバリも綺麗にしてなかったわ。
お兄ちゃんも、見てたのね~
って、笑い話ですみません。
by シェルティ (2008-10-19 12:53) 

collet

>「この人のように償いながら生きて行け」もドッキリでしたね。
そうそう、あれにもドキッとしました。
それにしても、ヒドイ言葉だわ!<(`^´)>

火葬場のシーンはわたしも経験があるので辛かったですね~
でも、燃えるところ・・・わたしも見たかったかも?

それから、職業柄、やはり見るところは違うのね!
わたしも↑上海の中で同業ならではの見方をしてますもん~(~o~)
by collet (2008-10-19 15:11) 

流石埜魚水

私は映画が好きで、今、不条理な解雇で失業中なので、時間があるとほとんど映画三昧です。今日も『ストリートファイター』を観てきました。勧善懲悪のストーリですが、チュンリーがとても可愛らしかったです。楽団が解散になった本木さんの境遇と似ています。

私も仕事がなくて、葬祭場の夜間宿直をしたことがありますが、三人称の死体・死人は恐ろしいものです。日本人の拭えぬ死生観です。介護にしても看護師にしても、納棺夫にしても、生身の肉体を相手に仕事をするのは大変です。仕事は文化のタブーに挑戦するようなものです

でも日本国の給与条件は、汚いものに従事する仕事分野を低賃金で軽蔑しながら他人に押し付けています。

私も「おくりびと」の映画を観て、感動して、少しこの作品について考えてみました。よかったら私の「おくりびと論」にコメントをください。


一点不満なのは、この映画が日本人の死生観にある≪死のケガレ≫の問題を逃げている事です。日本文化独特の死生観です。その点で、私は「お葬式」の方が優れた映画だと思っています。

… 主演の本木雅弘が30歳の頃に初めて納棺師という職業を知り感銘を受け、どうにか映画にならないかとずっと模索していたそうです。
 …  

人間の生・死について深く考えさせられます。本木さんと≪深い河≫の作家遠藤周作氏との対談「深い河をさぐる」(文春)はこの作品の立地点が語られていました。








by 流石埜魚水 (2009-03-01 06:47) 

collet

★流石埜魚水さんへ
はじめまして!そして、お返事が遅くなり申し訳ありません<(_ _)>
流石埜魚水さんも映画がお好きなんですね!
わたしもTVでも、どうしてもドラマより映画を優先してしまいます。
ただ、わたしの場合は好みがハッキリしているもので、
映画なら何でもという気にはなれないんです・・・
コレって、本当の映画好きとは言えないかもですね~(~_~;)

>生身の肉体を相手に仕事をするのは大変です。
そうですね・・・やはり、経験者のお言葉は重いですね。
介護にしても、看護師にしても有り難いと思えど、
なかなか自分では出来そうにありません。

>低賃金で軽蔑しながら他人に押し付けています。
これは、日本に限らず世界各国同じように思いますね。
その意味では、日本人に限らず人間誰しもが考えなきゃいけませんね。

それから、日本独特の死のケガレについてですが、
わたしは恥ずかしながらハッキリとはわかりません。
今までそんな事や自分の死についても考えたことなくて・・・(>_<)
ただ、父を送った時に思ったのですが、自宅の自分のベッドで家族に見守られ、
91歳で逝った父はいい人生だったのだろうということでした。
そして、残った母同様、できる事なら自分も同じように逝きたいと・・・

本木さん、30歳頃は人間の死や生について考えた時期だったそうです。
きっと、その頃に遠藤周作さんと対談したのでしょうね。
その当時は仏教についても興味があったようですよ~^^;
by collet (2009-03-04 12:06) 

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

トラックバックの受付は締め切りました

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。