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映画「プリンセス・カイウラニ」 [洋画]

元町の小さな映画館で1日1回の上映でしたが、
今までにない満員状態に驚き、思わずスタッフに聞いたところ、
ハワイ好きやフラダンス好きの方に人気で、毎回満席に近いとのことでした。
それでふと、隣に座るハワイ大好きの姉と、
やはり日本人にはハワイ好きが多いんだと話したのでありました・・・

プリンセス・カイウラニ
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監督はこれがデビュー作となる英国人のマーク・フォービーです。
何でも奥様がハワイで生まれ育った方だそうで、一緒にイオラニ宮殿の観光に出掛け、
ハワイ王朝の終末の映画化を思い付き2年の歳月をかけて脚本作りをしたそうです。
そのせいか?1時間38分という短い映画でしたが的を得た内容で、
ハワイ王朝の最後の王女として、
今でも人々に愛されるプリンセス・カイウラニの伝記映画となっていました。

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1889年、ホノルルのイオラニ宮殿に初めて電気が引かれた夜、
富裕なアメリカ系移民によるクーデターが起こり、
幼くして王の妹である母を亡くした王女ヴィクトリア・カイウラニは、
危険を感じたスコットランド人の父と共にイギリス行きの船に乗ります。
そして、父の旧友であるイギリス人家庭に預けられ、
娘のアリスと同じ寄宿生活が始まるのですが、そこで初めて人種差別に直面するのでした。
でもアリスやその兄クライヴが慰めとなり2年が経った頃、
いつしかカイウラニはクライヴと愛し合うようになり、プロポーズも受けるのでした。
でもそんな時、ハワイから父が突然やって来て、
自分には知らされていなかった王制崩壊の顛末と、
その後に起きたアメリカ軍による国民虐殺の事実を知ることとなり、クライヴとは別れ、
父と共にアメリカ大統領のクリーブランドに暫定政権を支持しないよう要請に行くのでした。
そして最初の上陸地ニューヨークで会見した王女は、
エキゾチックな美貌と洗練された物腰で力強くスピーチし、
集まった記者たちを圧倒するのでしたが・・・

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そんなカイウラニを演じるのは、
自身もペルーとアメリカのハーフで子供時代をハワイで過ごし、
フラダンスを習っていたというクオリアンカ・キルヒャーです。
映画の中で少しだけ、フラを踊るシーンがありましたが中々の腕前のようですね~[ぴかぴか(新しい)]
近頃、フラに興味津々のわたしとしては、もっと彼女のダンスが見たかった・・・

また、その他の出演者はクライヴにイギリスの新鋭だそうなショーン・エヴァンス
それにクーデターの首謀者サーストンを
ポーカーフェイスで憎々しく演じたバリー・ペッパーなど、
実力派俳優も多数出演し、重みのある伝記映画となっておりました。

それにしてもハワイ王朝と琉球王朝が辿った道は似てますね。
どちらも王制で素晴らしい自然に恵まれた島国だったがゆえ、
隣国に狙われ崩壊の憂き目に遭い・・・
姉と二人、そんな二つの国を不憫に思いながら映画館を後にしました。

ところで、最後に余談ではありますが・・・
ハワイ王朝最後のカラカウア国王が世界周遊の旅の途中来日した折、
明治天皇との会談の席で、姪であり養女となった今回のヒロイン、
カイウラニ王女と明治天皇の甥である山階宮定麿王との縁談話しがあったんですって!
まあ、その縁談はもちろん実現しませんでしたが、
もし実現していたら、益々日本人にハワイ好きが多くなっていたかもですね~[かわいい]
そしてもしかしたら・・・
カイウラニ王女も23歳の若さで亡くなることもなかったかも・・・

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在りし日のプリンセス・カイウラニ

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映画「白雪姫と鏡の女王」 [洋画]

皆さんは石岡瑛子という名前をご存じでしょうか?
世界的に活躍するアートディレクターで映画や舞台の衣装デザイナーでもあり、
フランシス・コッポラ監督の「ドラキュラ」ではアカデミー衣装デザイン賞に輝き、
また、北京五輪での開会式の衣装をデザインしたことでも有名です。
そんな石岡さんが今年の1月にすい臓ガンで亡くなり、
図らずも最後の衣装デザインとなったのがこの映画です・・・

白雪姫と鏡の女王
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わたしが昨年2月、NHK「プロフェッショナル仕事の流儀」で彼女を見た時は、
ブロードウェー版「スパイダーマン」の衣装デザインの真っ最中でした。
70歳を超えても、いつものように髪をスカーフでまとめ、
颯爽と仕事に打ち込んでる様子が見られたのですが、
その後1年も経たずに亡くなられるとは・・・
訃報を知った時には驚きしかありませんでした。

そんな彼女の遺作ということで、公開早々に観に出掛けたこちらは、
石岡さんとの仕事はこれが4度目という
ハリウッドで大活躍するインド出身のターセム・シン監督の作品で、
ファンタジーではありますが、良く知るグリム童話の「白雪姫」とはチト違う、
アクション満載、ユーモアたっぷりのエンタテイメントとなっておりました。

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幼くして父である国王を亡くした白雪姫は、
18歳となった今でも、継母の女王に城に閉じ込められたままでした。
国王亡きあと、贅沢好きでワガママし放題の女王のせいで王国は破産寸前となり、
その解決策として女王は、お金持ちとの5度目の結婚を企み、
ある日、暴漢に襲われ助けを乞いにやって来た、
リッチでハンサムな隣国のアルコット王子に目をつけるのでした。
でも、舞踏会で出会った白雪姫と恋に落ちた王子は見向きもせず、
怒った女王は側近のブライトンに白雪姫の殺害を命じるのでした。
でもブライトンは白雪姫を逃がし、森に逃げ込んだ白雪姫は、
7人の小人のギャング団の仲間となり、剣の使い方から鍛えられ、
女王から王国や王子を取り戻そうとするのでした・・・

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邪悪で救いようのないワル女王を演じるのは、
これが初めての悪役だそうなジュリア・ロバーツ
今までにない役柄を楽しんでるようにも見え、
一瞬、「101匹わんちゃん大行進」でのメリル・ストリープを思い出しました。
それにしても、確かに40歳を越えお顔の張りは薄れたけど、
スタイルの良さは相変わらずで、豪華な女王の衣装がよく似合い~[手(チョキ)]
石岡さんのデザイン画そのままでは?なんて、思ったりしてました。

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そして白雪姫を演じたのは、太い眉がチャームポイント?リリー・コリンズ
かのプログレバンド、ジェネシスのドラマー兼ヴォーカリストで、
ソロとしても「見つめて欲しい」などヒット曲のあるフィル・コリンズの娘さんで、
この映画の最後には初めて歌声を披露し、インド人監督の母国の映画さながらに、
賑やかに歌い踊る姿が愛らしく可愛かったです~[るんるん]

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また、二人に愛される王子には「ソーシャル・ネットワーク」や「J・エドガー」で、
若手実力派俳優として知られるようになったアーミー・ハマーが、
コレまた今までにない役柄を楽しんで演じてるようでした。

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このように出演者自身、楽しげに演じているのが観てるこちらによく伝わり、
口の悪い女王が発する女王語録の他にも、ついつい吹き出すシーンも多く、
映画自体、観て楽しい映画となってましたが、
やはりわたしにとっての1番の見所は、
素晴らしい衣装の数々だったのは言うまでもありません。
いえね、舞台と違い映画ではアップになりますでしょ~[目]
アレはイイですね~~[ぴかぴか(新しい)]

ということで・・・
東京都内では4つの会場でこの映画の衣装展が催されたそうですが、
ぜひとも、ぜひとも!関西での開催もと!!
切に切に願うわたしです~[揺れるハート]

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映画「ファミリー・ツリー」をみて [洋画]

7月に数度目のハワイ旅行を予定している、ハワイ大好きの姉と観て来ました。
今年のゴールデン・グローブ賞では作品賞と主演男優賞を、
そして、それに続くアカデミー賞では脚色賞を受賞した作品です。

ファミリー・ツリー
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監督はアレクサンダー・ペイン、前回の話題作「サイドウェイ」については、
何も知らないわたしですが、7年ぶりの新作だそうで、
この映画が各賞の大本命と言われてたそうですね・・・

そんな映画の舞台はハワイです。
オープニングシーンでは、真っ青の空の下、
ボートレースに参加する颯爽とした妻の姿がありました。
でも彼女は、その最中事故に遭い、意識不明の昏睡状態に陥ってしまうのです。
そして、今まで仕事一筋だった夫である弁護士のマットは、
妻の看病をしながら今度こそ良き夫、良き父親になると心に誓うのですが、
母の事故がショックで精神不安定となった次女に手を焼いていたのでした。
ましてや、彼にはもう一つ片付けねばならない問題があり、
祖先カメハメハ大王から引き継いだカウアイ島にある広大な土地をどうするか、
その決断を迫られてもいたのでした・・・
そんな時、妻の容態はいよいよ絶望的となって、尊厳死の手続きをすることとなり、
母とは喧嘩別れしたままのハワイ島の全寮制高校にいる
長女のアレックスを連れ戻すのでした。
そして、そのアレックスの口から初めて、妻の浮気を知り、
激昂したマットは友人夫婦を問い詰め、浮気相手を確かめ、
死が近付く妻のために、その相手にも現状を知らせようと、
滞在中だというカウアイ島へ2人の娘たちと、
どういう訳か?そのボーイフレンドと共に訪ねるのでした。
そして彼の妻には悟られぬよう、怒りを抑えどうにか告げ、
あとは親族会議で土地の行方を決めればいいだけとなったのですが・・・

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アカデミー主演男優賞にもノミネートされていたジョージ・クルーニー
いつものスタイリッシュでダンディな姿はどこにもなく、
急に娘たちと接するようになり、どうしていいか解らずオタオタする
何処にでもいるような父親を好演していて、
わたしはとても好感を持ち、これで受賞できなかったのを残念に思いました。
あっでも、これを機に父親役が増えるかもですね~[るんるん]
とにかく、原作者も彼をイメージしていたそうですから!

また、長女のアレックスを演じたシャイリーン・ウッドリー
彼女は子役として活躍していたそうで、まだ二十歳そこそこだけど、
キャリアは長く、これから期待大の女優なんだそうな~[ひらめき]
この映画では、母の浮気を知ったが故に、反抗して喧嘩ばかりしていたけど、
本当は、自分が一番母似で母をとても愛していたと、
泣きながら話すシーンが良かったですね~[もうやだ~(悲しい顔)]

それと良かったといえば、全編に流れるハワイアンメロディが秀逸で~~[ぴかぴか(新しい)]
スラック・キー・ギターというそうですが、
軽快そうだけど、心に沁み入る音色にグッときて、
思わずOSTを買い、今年の夏のBGMにしようと思ったのでありました~[手(チョキ)]

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カメハメハ大王の末裔ということで、珍しいハワイの上流階級のお話というのと、
自分も見た綺麗なハワイの景色を見ようと楽しみに出掛けましたが、
それ以上に・・・
親子三人が一つのブランケットに包まりテレビを観るラストシーンで、
何とも言えない幸福感を抱き、
崩壊しかけた家庭の再生物語に感動したわたしです~[揺れるハート]

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映画「戦火の馬」 [洋画]

今年に入り、なかなか映画館へ行くことができず寂しい思いをしていたのですが、
祝日のきのう、半日だけですがふいに自由な時間が出来、
以前から気になっていたこの映画を観に出掛けました。

戦火の馬
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わたしは常々、地球上の生き物の中で、
サラブレッドほど美しいモノはないと思っています。
ですから、そんな馬が登場する映画は大好きで、
今月初めに公開されたこれも、ずっと気になっていたのでした・・・

原作は、英国のマイケル・モーパーゴ作の児童小説で、
すでに舞台化もされているそうで、
それを、泣く子も黙る!?スティーヴン・スピルバーグが監督し映画化されました。

物語は、オープニングの空撮では、素晴らしい景色に感動した、
イングランドはデヴォンにある小さな村から始まります。
そこのとある牧場では、今まさに仔馬が産まれようとして、
柵超しに、近所に住むアルバート少年がジッと見守っていたのです。
そして、サラブレッドの原石のような仔馬はスクスクと育ち、
ある日、いつも一緒だった母馬と引き離され、競り売りに出されます。
そして、その場に農耕馬を買うべくやって来ていたアルバートの父親が、
お金もないのに相手に負けたくない一心から、競り落としてしまうのでした・・・
そうやって、家計は火の車となりながらも、
アルバートは喜び、ジョーイという名をつけ調教を始めるのですが、
ちょうどその頃、第一次世界大戦が始まり、
豪雨でカブの栽培に失敗し、お金に困った父親が、
アルバートに内緒で、軍馬として売り払ってしまうのでした。
そしてジョーイは、馬好きの大佐と共にフランスの戦地へと送られ、
戦火の中で英国、ドイツ、フランスと、いろんな国の人達と関わりながら、
強く逞しく生きて、奇跡の馬と呼ばれるようになるのです・・・

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出演俳優は、アルバートの母親役を演じた
「ほんとうのジャクリーヌ・デュ・プレ」での熱演を思い出す
エミリー・ワトソンを知ってるだけで、
あとは知らない方が多かったのですが、みんなヨーロッパ出身の俳優だそうですね。
中でも、主役のアルバートを演じたジェレミー・アーヴァインは、
若手の舞台俳優で、これが映画デビュー作とのことですが、
どことなく、わたしのお気に入りのマット・デイモンの若い頃とダブり好感を持ちました。

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それにしても、戦地でジョーイに関わった人達はみんな亡くなってしまい、
戦争の無残さ、愚かさを大いに印象付けられましたが、
最後のエミリーくらいは生きててほしかったと残念に思いつつ・・・
少し長めに思えた2時間27分の上映時間もあっという間で、
サラブレッド大好きなわたしにとっては、
久々に満足した映画であったのは言うまでもないですね~[揺れるハート]

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映画「華麗なる賭け」の思い出 [洋画]

子供の頃から映画館が大好きで、毎月1度は必ず出掛けていたわたしですが、
今年は、2月に韓国映画の「ハーモニー」を観たきりです。
というのも、3月に上映予定だった中国映画を楽しみにしていたのですが、
東日本大震災後ということで、四川大地震を描いた内容では観に行く気も萎え、
また、映画自体もその内容から上映中止となっていたのでした。
そしてその後も、映画を観るという気にもなれずにいましたら、ナント!
わたしの好きなアジア映画を上映してくれていた映画館が、
5月のGW後に閉館となってしまったのでした~[もうやだ~(悲しい顔)]
そんなこともあり、益々、観たいと思う映画がなく、
足が遠退いてる今日この頃なのですが・・・

今週、お昼のNHKBSプレミアムでスティーブ・マックィーン特集がありました。
この特集は、すでに何度か放送されたので、ご覧になった方も多いかもですね。
そんなマックィーンの代表作「パピヨン」や「ブリット」と並び、
こちらも放送されました。

華麗なる賭け
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この映画は、わたしにとって、思い入れイッパイの映画です。
ただそれは、主演のマックィーンに対してではなく、
共演者のフェイ・ダナウェイに対してで・・・
彼女見たさに、学校帰りに一人で、三宮の映画館へ行ったのでした。

監督は、「夜の大捜査線」「屋根の上のバイオリン弾き」「月の輝く夜に」の3作品で、
アカデミー監督賞に輝いたノーマン・ジュイソンです。
どれも素敵な作品で、黒人俳優として初のアカデミー男優賞を受賞した
シドニー・ポワチエも出演した「夜の大捜査線」も良かったけど、
わたしはトポル主演の「屋根の上のバイオリン弾き」が強く印象に残っています。
あの映画は、確かにまだ子供だったわたしに何かを教えてくれました。
ただ、それが何か解らず、帰り道、とても足が重かったのを憶えています・・・

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さて、こちら「華麗なる賭け」の物語は、
何不自由ないお金持ちの男が自分の姿を隠し、まるでチェスの駒を動かすように、
お金で雇った男達に銀行強盗をさせるところから始まります。
そして完全犯罪とみられたそれを、
保険会社に雇われた敏腕女性捜査官が追い詰めていくのですが、
その敵同士の男女が、お互いに騙し合いながらも惹かれ合い愛し合うようになるという、
サスペンスタッチでワクワク感もありながら、大人の恋模様も絡ませてと、
とてもスタイリッシュでオシャレな映画で、
まだ子供だったわたしには、大人の映画として強く印象付けられたのでした。

ましてや・・・
この映画は1968年制作とのことですから、その1年前でしょうか?
ウォーレン・ビューティと共演した「俺たちに明日はない」でのボニー役で初めて知り、
決して正統派の美人ではないけれど、アンニュイな雰囲気を漂わせた大人の女性に見え、
当時、憧れていたフェイ・ダナウェイがとにかく素敵で~~[ぴかぴか(新しい)]

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社会の底辺に生きるギャング稼業のボニーとは違い、
デキル女ビッキー・アンダーソンとして登場する彼女のカッコ良さ!
特に、初めて登場する空港でのシーン、
つばの広い帽子をかぶり、大きな黒いサングラスをかけ、顎を少し上げて、
綺麗な脚線美のミニスカート姿で腰をふりながら颯爽と歩いてくるシーン・・・
今見ても「カッコええ~~[ぴかぴか(新しい)]」と思うほどで~~[ハートたち(複数ハート)]
自分の女としての長所を熟知し、
また仕事の上でも自信に満ちた知的で素敵な女性に見えたのでした。

そしてもう一つ、忘れられないのが・・・
マックィーン演じるトーマスと、彼の豪邸でのチェスのシーンです。
惹かれ始めた二人が、チェスをするうち我慢できずに・・・[ムード]
キスする二人の周りをグルグルと回るようなカメラワークも新鮮でしたが、
当時のわたしにとっては、初めてと言える程の
濃厚でなが~いキスシーンが延々とつづき、とても印象に残るシーンとなりました。
また、このキスシーンで、彼女の綺麗な手がアップとなりその指先の、
きれいにスクウェアカットされた長い爪のベージュのネイルが忘れられず、
その後、大人になり真似たのは言うまでもありません。

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それと、この映画は映画よりも音楽が大ヒットした映画でもありました。
作曲は、映画音楽の巨匠ミシェル・ルグランで、
歌うのは名優レックス・ハリソンの息子さんで俳優でもあったノエル・ハリソン
「風のささやき」というタイトルで、ささやくように歌うノエルの声が
毎日のようにラジオから流れていたのを思い出します。

昨夜もこんなことを思い出しながら、何度目かに観たこの映画・・・
もう40年以上が経つ今となっては、
当時の最新流行だったフェイのファッションにしても、
懐かしさはありますが、それと一緒に古さも感じます。
そして、あのドキドキしたキスシーンにしても、これはもう言わずもがな!?
でも、何度観ても、そしていつ観ても、
ピュアだった頃の自分を思い出させてくれる映画のひとつで、
大切なわたしの思い出の映画です・・・[揺れるハート]

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