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篤姫最終話「一本の道」 [ドラマ「篤姫」]

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はぁ~、終わった・・・終わりました・・・
この1年間を楽しませてくれた大河ドラマ「篤姫」最終話、皆さん、いかがでした?
わたしは正直言って、この最終話はオマケのようだなァと思いながら観はじめました。
が、しかし・・・いくらオマケでも・・・
母であるお幸の方の「於一」との呼びかけを聞いた瞬間からウルウルきて・・・[もうやだ~(悲しい顔)]
もうオマケでも何でもいい、正真正銘、これでお終いなんだから、
せいぜい楽しませていただこうと思い直した次第です・・・

明治元年となり、薩摩を中心とした新政府が誕生しました。
でも、その新政府から西郷が抜けてしまい、大久保一人ではままならない様子です。
こんな時こそ、頼りになるのが帯刀ですが、
その帯刀も新政府での激務がたたり、大阪で療養中だったのです。
それを勝海舟から聞き、心配している天璋院のもとへ思いがけない人達が訪ねて来たのです。
16年ぶりに逢う母と兄、そしてしのの3人でした・・・

娘によく頑張ったとねぎらいの言葉をかける母に、母に教わった三つの教え
一、己の役割を果たすこと、
二、一方聞いて沙汰するな、
三、考えても答えがでなければ感じるままにせよ
との教えを守ったから良い道が開けたのだと感謝を込めて言う天璋院です。

この「おかつ・・・」との樋口可南子さんの久しぶりに娘を見る目にヤラレ・・・もうダメ[ふらふら]
これが最終話、わたしのウルウルの始まりです・・・[あせあせ(飛び散る汗)]
実年齢より上の家茂の母となってからは、樋口さんの演技を真似たと言っていたあおいちゃん、
セリフの間といい、抑揚のつけ方といい、実のお母様も似てるとおっしゃったそうですが、
確かに似てます。本当の親子のように・・・
実際にも樋口さんとはこのドラマで親しくなり、
先日も京都でご一緒したと嬉しそうに話していたあおいちゃんです。
樋口さんもきっと可愛い娘ができたようで、喜んでらっしゃるかもですね。

そして時は移り明治3年となり、未だに多難を極める新政府には、やはり西郷が必要と、
病に伏せる帯刀は西郷と大久保二人、それぞれに文を送るのです。
でもその帯刀の病状は悪化し、お琴が妻のお近を大阪に呼び寄せるのでした・・・

お近を見て驚く帯刀ですが、お琴が逐一、様子を知らせてたんですね。
お琴も自分の立場をわきまえた、なかなかデキタ女です。
そして、もちろん妻のお近も!
居心地がお悪いかもしれませんが、しばらくはお琴さんと二人で看病させていただきます
ですって~うぅ~ん、こんな事、なかなか言えませんよ~
どんな事があろうとも夫を立てるお近です。

こんなお近の女っぷりが素敵だと思いながら、最後の「尚五郎さん」との呼びかけに涙し・・・
短くも自分の思うがままに一生を終えた帯刀は、そんな妻をもち幸せ者だと思い、
また、こんな素敵な女性二人に愛されたのだから、
きっと帯刀も素敵な男性だったのだろうと思いました・・・[揺れるハート]

そして、そんな帯刀の意思を継ぎ、西郷も中央政界に復帰し、
大久保と二人力をあわせ廃藩置県を実現するのです。
そのお陰で駿府に行っていた16代徳川家当主の家達も明治4年には東京に戻り、
千駄ヶ谷の邸で天璋院共々、家族として暮らすのです。
ただその後、明治6年にはまたまた西郷が「真の主君は斉彬様だけ」と言い置き、
薩摩に帰ってしまいますが、今度は入れ替わるように和宮が東京に戻って来たのですす。

ところで、この天璋院と和宮、
二人の勝海舟邸でのしゃもじのシーンはよく知られるエピソードですが、
嫁、姑の確執が深かった原作では、時が経ち以前と違う二人を描くのに必要でも、
すでに仲の良かったこのドラマでは、なくてもよかったですね。
それから、この辺りから天璋院が羽織りをはおっていたのにお気づきでしたか?
くっきりと大きな三つ葉葵の紋入りの、殿方が着るような黒い羽織りでしたが、
そもそも羽織りは大奥では着てはならないとされていたんですね。
というのも、羽織りは本来略服とされていたからだそうです。
それを平気で気軽にはおっている様子が、
当時の天璋院の身も心も軽くなった証しのように思いました。

そして、あくる7年には家達と天璋院と縁のある、近衛家の泰子との婚約が決まります。
その喜びの席に大奥の懐かしい顔が勢揃いすることに・・・
一家を構え、養子をとったという滝山、
いまだ一人身だけど天璋院と共に桜島に行くのを楽しみにしていると言う重野、
また、まだ若いからと天璋院に付いてくるのを許されなかった常盤が子を連れて・・・
滝山の天璋院様のお陰で幸せに暮らしているとの言葉を聞いて、
天璋院も心底、嬉しそうに微笑むのでした。

そして明治10年、城山で西郷が・・・その翌年の5月には大久保がと、
天璋院にとっては大事な人達が次々と亡くなります。
そんな彼らの死に打ちひしがれる天璋院のもとへ薩摩のお近から届いた物が・・・

帯刀が江戸入りをする時にお守りとして持たせたという香木が届くんですね。
その文の内容がとても良くて~~とにかく、女性が際立ったこのドラマ、
最後まで女性に花を持たせ、お近役のともさかりえちゃんの存在感もバッチリです~[かわいい]

百年経っても香りを失わない香木に似て、
人の志も長い時を経て思いがけない人に伝わるのでしょう・・・
だから子供に、日本のために生きた多くの人のことを伝えます。

この時の天璋院を慰めるにはこれっきゃない!というほどの内容で、
人は亡くなろうともその志は消えないと、綴られていたのですね。
うぅ~ん、やっぱりお近さんは素晴らしい!
hirohiroさ~ん、最後の最後にお近さんの見せ場があって良かったわね~[ぴかぴか(新しい)]

そして軒先の鳥かごの鳥が2羽から8羽へと増えた時、
泰子が懐妊となり、家族も増え・・・

人の幸せとは、地位や名誉、ましてや財産などではなく、
気のおけない友や家族との穏やかな日々の中にある・・・
人は誰もが果たすべき天命を持ってこの世に生れてくるのだから・・・

との言葉を最後に、優しげな顔でまるでうたた寝をするように、
明治16年11月20日49歳の天命を全うする篤姫でした・・・


わたしがこのドラマに惹かれたのは、やはり篤姫という女性に惹かれたからです。
政治の道具として徳川家に嫁ぎはしたけど、自分の意志をしっかりと持ち、
新しい時代を前向きに生きた女性として、憧れもあり惹かれたのでしょう。
また、原作を読んだわたしとしては、少々腑に落ちない場面もありましたが、
脚本を担当された田渕久美子さんのドラマならではの描き方にも共感させられました。
そして、適材適所に出演した俳優の皆さんです・・・
もう、本当に今回のドラマでは文句の付け様のないほどの配役でした。

その中でもやはり・・・弱冠22歳で主役を演じた宮崎あおいちゃんでしょう。
とにかく、天璋院となってからの彼女には毎週毎週、驚かされました。
自分の実年齢より上の天璋院を見事に演じ、感動を与えてくれたのですもの・・・
先日のスタジオパーク出演時にも、
とにかくスタッフ、キャストの皆さん、また視聴者の皆さんに感謝してると語っていましたが、
いえいえ、どういたしまして!
イイ物を見せていただいたこちらの方こそ「ありがとう」と言いたいですね・・・

それにしても、こうやって終わってみると、1年なんてあっという間に思えますが、
わたしとしては、中井貴一の「武田信玄」以来の大河ドラマ完全制覇で、
久々に楽しみの日曜の夜でした・・・さて、来年の「天下人」はどんなかしら?
直江兼続はなかなか魅力のある人物のようですが・・・
先ずは原作を読んでみようかな・・・

あっ、それと最後に!
NHKさん、「篤姫」衣装展、絶対に開いてくださいね~~[ぴかぴか(新しい)]

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篤姫第49話「明治前夜の再会」 [ドラマ「篤姫」]

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ふぇ~ん、泣いた~泣かされた~~[もうやだ~(悲しい顔)][あせあせ(飛び散る汗)]
先日の雀翁さん情報のあおいちゃんのコメント「今週分を、見逃すと絶対損をする」の通り、
ラス前の49話、よかった!よかった!
でもって、泣いた!泣いた!
初めから終わりまでウルウル状態の天璋院共々、
見てるこちらも同じで・・・涙をふきふき観ておりました・・・
こりゃ、ピー助おじさんはタマッタもんじゃなかったのでは~?

慶応4年4月、いよいよ天璋院達の城を出る時がやって来ました。
女中達、それぞれの行く先も決まり、
和宮もまた徳川宗家が江戸城に入れるように朝廷に嘆願書を書くと言い、
やると決めた事を信念を持ってやるだけ
それこそ、母である天璋院に学んだ事だと言うのでした。

それを聞き、嬉しそうな顔の天璋院に対しての和宮のうなづき顔を見て、
堀北真希ちゃんは実際にも一つ違いのあおいちゃんに教えられた事があったんじゃないかな?
なんて、ふと思ったりしたのですが・・・

そして天璋院ひとり、大奥を歩き回り、思い出に浸りながら・・・
亡き夫家定と慈しみあった寝所で、
私は上様との思い出を胸にこの大奥を去ることにいたします
でも、天璋院の本心は・・・
「自分の代で城を明け渡すのが無念だ」と滝山に告白するのです。

ここでの天璋院の本心を聞かされた滝山の返事がイイですよね~[ぴかぴか(新しい)]
天璋院様なればこそ、この混乱を乗り切れたのだと・・・
また、自らの運命を知った大奥が、
大奥を閉じるために、選んでここへ呼び寄せた方が天璋院様だったと言うのでした。
そして、自分もそのようなお方に最後までお仕えでき、幸せでしたとも・・・

何千人もの迎えがあった輿入れの際とは打って変わり、滝山ただ一人に見送られ
その時と同じように駕籠に乗り、出て行きましたが、
襖の前で一人平伏し、涙を落とす滝山を見て、またまたこちらもウルウルしながら、
その稲森いずみさんの美しさにも感心しておりました。

それにしても、この前に滝山が言った「大奥と共に消えたい」との言葉を聞き[がく~(落胆した顔)]
わたしは一瞬、死ぬ覚悟かとギョッとしましたが、違ってて一安心でございました。
・・・ちょっと、あの言葉は過激でしたよね、他になかったのかしら?

それから、徳川宗家は駿府に移され、禄高はたったの70万石となったのですが、
その駿府へは勝も同行し、家中一同の暮らしが立つように尽力すると言います。
何しろ、家中の者だけで2万人です。それにまだその家族もというと・・・
そんな大人数をどうやって食べさせるのか!?
でもね、ここからが、勝海舟という人の腕の見せ所ですね[ぴかぴか(新しい)]
とにかく、慶喜が赦免され公爵となり、
徳川宗家とは別に徳川慶喜家を興すことができたのも勝の働きですし、
その沢山の人々の働く場として、
横浜港の発展や静岡での茶の栽培に力を注いだのも勝ならではです。
いやはや、彼がいなかったらどうなっていたことか!?[ふらふら]

また、京では帯刀が徳川家だけの領地を取るのでは筋が通らないからと、
薩摩は他藩より早く、版籍奉還を申し出ると言ってましたね。
とにかく、熱に浮かされたような熱い眼差しで、
「少しづつでも前に進み、必ず成し遂げる」という帯刀に固い決意を感じましたが、
もしかして、自分に与えられた時間の少なさを知っているのかも?とも思いました。

一方、天璋院のいる一橋邸ではまだ大事な人との別れが続きます。
まず、和宮が家茂との思い出を胸に京へ帰ることとなり、禄高の少なさを知った今、
幾島引退後、ずっと天璋院の傍に仕えた重野も何人かの女中を連れ、出て行くと言うのです。
同じようにその場で知ったのんびり屋の唐橋とは違い、
そこは表方の仕事もこなしていた切れ者の重野です。
天璋院の負担の軽さを考え、まるで貧しい小作人がするように口減らしを考えたんですね。
最後の頼みだと、いつか桜島を見に連れて行ってほしいと言い置き出て行くのですが、
この時もまた、中嶋朋子ちゃんとあおいちゃんに泣かされて・・・[もうやだ~(悲しい顔)]
もうね、本当にこれで二人での芝居が終わるのが寂しいと感じてるのでは?と思えるほどで~
先の稲森さん同様、中嶋さんの美しい泣き顔に泣かされました・・・

そんな寂しい別れの中、今度は嬉しい来客で・・・帯刀が天璋院に会いに来たのです。
さあ、先週、予告を見た我々がどうのこうのと騒いでいた例のシーンですね。
何と、放送開始30分頃からラストまでありましたよ~[ひらめき]

先ず、帯刀は天璋院に詫びを入れますが、天璋院は止めてくれと・・・
そして、碁盤を持って来させます。
やはり、この二人には碁盤が似合います。
またお互いに碁盤を挟んでいると、昔に戻り安心するようで・・・
そんな安堵感からか?帯刀は包み隠さず何もかも天璋院の前にさらけ出します。

一瞬、「まあ!」との天璋院の呆れ顔もありましたが、
跡取りにした子は近との間の子ではないこともアッサリと白状し、
あの頃の自分にけりを付けてやりたいと、とんでもない事を言い出すのです。

ところで、帯刀はあの頃と言いましたが、結局は今も同じだと思います・・・
ナント、恋の告白をしたんですね[揺れるハート]
今までの大河ドラマにはないシチュエーションで、皆さんご意見様々でしょうが・・・
わたしはこのシーン、脚本も演出も大変上手く作ったものだと感心しながら観ておりました。

帯刀の返事に「亡き夫家定に相談する」と言った天璋院も素敵だったし、
その言葉を聞いて、今までずっと気になっていたこと・・・
篤姫が決して辛い結婚生活を虐げられていたのではなかったのだと安心して、
心のしこりが取れたように清々しい笑みを浮かべた帯刀も素敵でした。
そして、大事な人がいなくなり寂しいと言う天璋院に帯刀が言った
人はいなくなるのではなく、また会う時の楽しみのために一時離れ離れになるだけ
との言葉もとても心に残りました・・・

とにかく、涙を流しながらお守りを出すあおいちゃんが、瑛太くんも懐から出すのを見た瞬間、
驚いたような嬉しいようなのあの顔を見て、またまたこちらも涙で・・・[もうやだ~(悲しい顔)]
どうにもこうにも、あおいちゃんと瑛太くんに魅せられた13分でした・・・
いやぁ~、サスガやわ!見事にしてやられたって感じ!

さて、来週はいよいよ最終回ですね。
予告では徳川宗家の集合写真なども撮ったようですが、
1年間、楽しませていただいたこのドラマの終焉やいかに?

それから、HPでこのドラマの時代考証を担当なさった大石学先生による、
江戸城無血開城についての歴史解説がアップされています。
何でも新たに発見された事実もあるとかで、
かの幾島も病気だというのに本当に引っ張り出され活躍したそうですよ。
興味のある方はぜひ、こちらをご覧になってくださいね。

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篤姫第48話「無血開城」 [ドラマ「篤姫」]

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西郷の心を揺り動かす何かとは?

今でも、昔のように温情深き男と確信した天璋院は、
西郷率いる官軍の江戸攻めを止めさせようと勝と話し合います。
そして、そんな西郷の決心を覆すべく何かを見つけんと模索するのです。
そんな時、幾島の「薩摩の殿様」との言葉から、ある事を思い出すのです[ひらめき]
西郷がこれほどの人間に育ったのは誰のお陰でしょう?
下級武士だった彼を抜擢したのは、誰あろう!天璋院の父、島津斉彬です。
そして西郷はその斉彬こそ、自分の仕える真のお方と慕っていたのです。
それに気付いた天璋院は、西郷との会見に向かうと言う勝に、
亡き斉彬が娘である天璋院に宛てた文を託すのでした・・・

もう、こうなったら情にほだされるのを期待するしかない!ってことで、
一縷の望みをこの文に託し、西郷の痛い所を突く算段ですね。
すると、こうなるとは分かっていましたが、案の定!
「薩摩守」との文字を目にしただけで西郷は顔色が変わり・・・[がく~(落胆した顔)]

在りし日の斉彬の姿を思い・・・
この国を新しい国にしたいと考えていた斉彬の意志を継ごうと思っていたのに、
いつの間にか日本を滅ぼそうとしていたのかもと、江戸攻めを止めると言うのでした。

まあ、わたしとしては・・・
たとえ斉彬が存命だとしてもいつかはこんな時が来たのでは?と、
思わぬことも無きにしも非ずですが、
ここは西郷の弱みに付け込んだ天璋院が一枚上手だったということでしょうね。

ただ、江戸攻めは逃れましたが、朝敵であることは変わりなく、
江戸城を明け渡さねばなりません。

今では天璋院を母と慕う和宮も徳川の人間として共に生きる覚悟と誓い、
母である天璋院は、徳川の人間として、また一人きりの娘として、
これから自分がやろうとする事を見守ってくれるよう頼むのでした・・・

そして・・・ここから今話のハイライトシーンです~~[ぴかぴか(新しい)]
先日の「トップランナー」出演時にあおいちゃん自ら嬉しそうに話していましたね。
「また、家定さんが出てくるんですよ!皆さん、楽しみにして下さいね!」って~[るんるん]
そういうわけで・・・ハイ、楽しみにしておりましたとも~~[揺れるハート]
あの人気者、堺正人扮する家定さんの登場です!

天璋院ひとり、仏間で、
徳川を守りたいとの亡き夫、家定の思いに背いてしまったのかと
誰ともなしに問いかけていると・・・

あら~、夢かまことか幻か~~その人、家定の登場です。
いつもながらの、笑みを絶やさぬそのお顔で、
わしは城や家ではなく、徳川の心を残したいのだと言い、
自分にとっては、御台がいる所が徳川の城だとおっしゃるのでした。
そして、天璋院を包み込むような優しい目で・・・
ひたむきに生きよ御台、わしがいつも見ておるからな
な~んて、世の女性みんなが喜びそうなセリフを言い置き、また何処やらとお隠れでした・・・

この二人のシーン、なかなか憎い演出で[揺れるハート]
当の御台役のあおいちゃん自身、堺さんの登場がとても嬉しかったそうですが、
そんな思いが見てるこちらにも伝わってきたようで、天璋院と共にウルウルしておりました。

そこで、家定という心強い援軍を得た天璋院は、
大奥の女達を前にして、城を明け渡すことになったと話すのですが、
大奥にいる者はみな家族だと、ゆえに最後の一人に至るまで、自分が面倒をみると言い、
城を出ても徳川家の家族として心や生き方に誇りを持ち、
子々孫々に伝えてほしいと最後の頼みをするのでした。

このシーン、あおいちゃんのいつも通りの、力のこもったセリフ回しに感動しましたが、
それを聞いている堀北和宮、そして高畑本寿院や稲森滝山、中嶋重野たちの表情がとても良く、
皆さん、本当に一致団結してこのドラマを作っているんだな~と、
ドラマの終わりが近いのがとても残念に思えました。
それと、今話の家定登場と同じく、これも視聴者への最後のサービスでしょうか?
来週は、不自由な体をおして帯刀が天璋院に逢いにいくようで、
そちらの二人の再会も楽しみにしたいと思います[るんるん]

結局は帯刀は篤姫を1番愛してたのかしら~?
あっ、お近贔屓のhirohiroさん、怒っちゃや~よ![あせあせ(飛び散る汗)]

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篤姫第47話「大奥の使者」 [ドラマ「篤姫」]

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あと4話を残し、関西地方のビデオリサーチによると、
このドラマ「相棒」にも抜かれ、4位とランクを落としていますが[バッド(下向き矢印)]
やはり皆さん、この所の出来すぎの話運びに何らかの不満をお持ちなのかしらん?
うぅ~む、確かにね~天璋院が慶喜に対して家族なんて、絶対に言いそうにないし~[ふらふら]
などと、先週につづき、ぼやいておりますが・・・

が、しかし・・・今週は掛け値なしで面白かった!
それは何故かというと、あの幾島が再登場し大活躍だったから~~[揺れるハート]

家族である慶喜の命を救うべく、和宮は朝廷に、
そして天璋院は輿入れの際の実家近衛忠熙宛てに嘆願書をしたためます。
それを土御門藤子と唐橋がそれぞれに携え、京へ赴くのですが、
近衛家では今や代替わりのようで、ケンモホロロ・・・
ところが、肩を落とす唐橋の前に現れたのはナント!
京で隠遁生活を送る幾島でした。
久しぶりに登場の松坂慶子さん、益々貫禄がついたようで頼もしい事!

そして早速に幾島は、病をおして京に辿り着いた帯刀のもとへ、
江戸攻めの中止を願いに行くのですが、反対に帯刀に頼み事をされるのです。
今となっては江戸攻めを止めさせるには官軍の参謀となった西郷へ宛てた、
天璋院自らの文しかないと・・・

そういうわけで久しぶりの江戸城入りとなった幾島ですが、
久々の登場を印象付けるためにか?はたまた再会の喜びを表す為にか?
「ご無礼つかまつります!」と凛とした響き渡る声と共に、[雷]
それまで明るかった空が急に暗くなり、雷鳴とどろく中での登場でした。

もうね、見てるこちらもビックリで!まるで鬼か蛇の登場か?と驚きましたが、
天璋院との久々の再会シーンはよかったですね~[揺れるハート]
「これはまことか夢ではないか」と言う、天璋院の嬉しそうな顔を見て嬉しくなり、
はたまた、二人が言葉を交わし見つめ合う顔を見ては、こちらもホロリとなりで、
まるで自分もその場にいるかのように二人の再会を喜び見ておりました。
きっと、あおいちゃんも松坂さんとの再共演を喜んでいたのではないかしら~

そして、幾島という心強い援軍を得た天璋院は西郷に宛て、思いの丈を書き綴ります・・・
最早、西郷率いる官軍は江戸城の目の前まで来ています。
そんな本陣にわずかな供を従え幾島が乗り込みます。
あ~サスガ幾島!
これは徳川大奥天璋院さまの使いになりますぞ!無礼はなりませぬ!
凛とした声で威厳ある態度で止めに入る男達を蹴散らして!?
無事に「慶喜の命を助け、徳川家を救ってほしい」と綴られた、
天璋院からの文を西郷に手渡します。

でも、最後の手立てと皆が信じた天璋院からの文も、
天璋院さまの思いを推し量ってくれと泣きながら訴える幾島の頼みも、
それは別の話で徳川家を倒さない限り、この国は変われないのだと西郷は言うのでした・・・

この大奥の使者である幾島と西郷のシーンもよかったですね~[ぴかぴか(新しい)]
西郷役の小澤征悦くんもここへきてようやくの見せ場で、
朴訥な物言いで、温情の厚い西郷を好演していましたが、
欲の深いわたしは、何やらもう一つスパイスが足らないように感じたのですが、
まあ、今の彼にはこの西郷がベストかもですね・・・
それに引き換え、幾島そのものの松坂さん!
大事な大事な天璋院のことを心配し、西郷に詰め寄りながらの
天は徳川を滅ぼせと命じたのでございましょうか!
天璋院さまをこれほどまでに苦しめ追い詰めよと!
とのセリフと幾島の表情がとても心に残りました・・・
とにかく見応え充分な松坂さんの力のこもった熱演で重厚なシーンとなり、
ついつい見てるこちらも肩に力が入っておりました。

そして、西郷の様子を聞いた天璋院は「きっと、何とかなる」と、
何やらにこやかな笑顔になりましたが、何か良い手を思いついたのでしょうか?
月夜の下で一人背中を丸め、
大粒の涙を流しながら天璋院の文を読む西郷の決意を変える手とは?
何とも気になる!次回が楽しみです・・・

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篤姫第46話「慶喜救出」 [ドラマ「篤姫」]

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慶応4年が明け、いよいよ波乱の幕開けです。
大奥の天璋院はとにかく戦にならぬようにと願っていましたが、そんな願いも虚しく・・・
大阪城にいる慶喜は朝廷に薩摩討伐を願うと言い出します。
そして、そんな慶喜の動きをてぐすね引いて待ち構えていた薩摩と、
ついに鳥羽・伏見の戦いとなるのです。
ところが、ここぞとばかりに掲げられた錦の御旗を見た徳川方は総崩れとなり、
あろうことか、将軍慶喜は家来を残したまま江戸に逃げ帰ってしまうのです!

うん、まあ何たる事!![がく~(落胆した顔)]
天下の将軍たる者が!あるまじき振る舞いです!!
いくら今まで朝廷を敬い尊王を貫いていたのが、急に自分がその朝廷の敵にされたからとはいえ、
部下を捨て置き、自分だけが逃げ帰ってくるなんて~~[パンチ]

そんな慶喜が救いを求めたのは勝麟太郎なのですが、勝に言われるんですよね。
公方様が頼るのはわたしではなく、天璋院さまだと・・・

まあ、それでなくても事の顛末の説明に現れるのが筋というものですが、
この慶喜はその勝の言葉がどうも不服そうで!
でもまあ、仕方なく目通りを願います。
ただ、天璋院はすぐに会おうとせず、何やらお考えのようでしたが、
とにかく、会わなければ何も始まらないと会見の場へ・・・

いいですね~、こういう前向きな考えの篤姫がわたしは大好きです[揺れるハート]
何もしないで、頭の中だけで考えていても事は動きません。
そういう時は、やはりある程度考えたらあとは動かなきゃ!

そして、ここから今話のハイライトシーンです~[ぴかぴか(新しい)]
大御台所の天璋院が上座に座り、おめおめと逃げ帰ってきた将軍慶喜は下座にひれ伏しています。
でもまだこの時慶喜は天璋院を敬う気持ちはないようで、ふてぶてしい面構えです。
ただ、そんな慶喜に対して何もかもお見通しの天璋院は、
「奇麗事はもうよい!」と声音を変えてキッパリと言うのです。
そして、生き恥を晒すくらいなら死を選ぶという慶喜に、
たとえ責任をとり死んだところで、残された者は本来の徳川宗家ではなく、
当主を殺して生き残った抜け殻に過ぎない・・・ゆえに、
生きてもらいます。信じて従った者たちへの償いの為にも・・・と言うのでした。
またこの後、和宮の元に連れて行き、慶喜には恭順と謹慎を言い渡し、
和宮には朝廷に慶喜の命を救うために働きかけてくれるよう頼むのです・・・

ああ、この一連の天璋院の見事な采配!
そこいらの殿様よりも数倍もの立派な働き様です。
そんな母の姿を見せられた和宮もただただ圧倒されて見ているようでしたが、
母上様の仰せでしたらとの返事を聞いたときに、
和宮もまた、真の徳川の女としての生き方を学んだように思いました。

そして、それで終わらないのがこの篤姫というドラマですね。
そこまで自分のことを考えてくれる天璋院に何故に?と慶喜が問うと、
あなたは同じ徳川という家に集った家族だからと、
時代劇にはチト似つかわしくないセリフが出るのですが、
この場はウルサイことを言うのは止しましょう・・・[ふらふら]
なんてったって、アメとムチを使い分けるあおいちゃんの演技はもとより、
一人の人間としての人の上に立つ者の孤独や苦悩をよく理解し、
若くして亡くなった家茂や家定の分まで生きてくれと頭を下げる天璋院に、
一緒に頭を下げる和宮共々、感動したわたしだから・・・[揺れるハート]

実際の天璋院が慶喜を毛嫌いしていた事はすでによく知られることですが、
家族をテーマに描くこのドラマではどのようにするのかと興味がありました。
まあ、史実とは違うようですが、こちらはドラマですものね。
なかなかの盛り上がりを持たせ、俳優達の熱演もあり、
感動を与えてくれたのですからこれはコレで良しとしましょうか?

ところで、気になるのは足の痛みをおして京に向かう帯刀ですね。
国づくりをするためで、死ぬために行くのではないと言い置きますが、
両手で握った近の手から帯刀の手がスルリと離れたのがとても気になります・・・

さて、予告編では来週は久しぶりにあの方のお顔が!
ああでも、あの涙目をチラと見ただけでこちらも・・・[もうやだ~(悲しい顔)]
来週はタオルを用意しなきゃいけないかもですね・・・


[ひらめき]とここで、先日のNHK深夜にありました「トップランナー」ご覧になりました?
宮﨑あおいちゃんの出演だったのですが、可愛かったですね~~[かわいい]
司会をなさってる柳井さんとは旧知の仲だそうで、とてもカラフルな装いで登場しました。
そして、好きなのがシール集めだそうで、可愛いシールを披露したり、
待ち時間に描いたという、カラフルで素敵な絵を見せてくれました。
どうやら、彼女はいろんな才能の持ち主なんですね・・・
そしてわたしが1番印象に残ったのが、役柄を演じるにあたり何も前もって考えず、
衣装を着けてその場に立ち、その役柄になりきるとのことでした。
これって、感性が強くないとできないと思うのですが、
彼女のお芝居を観ていると、確かになりきって演じてますし、
観てるこちらも真実味を感じ、その人として見てますものね。
宮﨑あおい・・・本当にこれからも楽しみな女優です[揺れるハート]

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